じゅん、札幌パフェを食う!!
「ビッグサイズパフェ考察 編」


2002年 2月 3日

札幌に巨大パフェの情報を得たオレは、
単身札幌へ赴くのだった。
新たなるネタ作りの為に...

その日の行動は、こんな感じに進んでいった。
12:30 高速バスで旭川を出る(往復券3750円)
14:50 札幌着
15:00 牛肉偽装関連会社パーラー(仮)入店
15:10 戦闘開始
16:10 戦闘終了
16:20 高速バスで札幌を出る
18:30 旭川着

つまり...6時間と9,618円かけてパフェ食っただけなのだ。
普通か。
ここでは、15:00〜16:10の間の出来事を君に語ろう。
まあ、オレ達にとって日常的な光景ではあるのだが...

オレは今、牛肉偽装詐欺本社指示関連会社パーラー(仮)の前に立っている。
ショーウィンドウには、目的のパフェ、「I am A NO.1」がそびえ立っていた。
オレはそれを横目で見ながら、ふと思った。
(まあ、食える量だな。しかし...男一人では、かなり入りずらいぞ)
などと考えている間に、既に席に着いていた。
(やるな、オレ。しかし、パフェを頼むのは更に恥ずかしいぞ...)
「このデカいパフェとアメリカンコーヒー」
...頼んでいた。

5分ほど待ったところで、そいつはやってきた。
ショーウィンドウで見ていたので、ややインパクトは薄い。
底にフルーツが見えるあたり、最悪な気分にさせてくれるのはいつもの事だ。

(やるか...)
上に刺さってる傘を抜きとる。
(こ、これは...!?)
なんと、きちんと開閉させることが可能なのだ。
某花火にくらべればインパクトが薄かったので気にしていなかったが、なかなか
凝っている。
(気を取り直して、食うか)
上層部の生クリームは、なかなかうまい。
ここでまずいパフェは、食う価値が無いとも言えるのだが。
(悪くないな。)
続く中層部には、"これでもか"という勢いでアイスが叩きつけてある。
いつも通りだ、問題ない。
(つ、冷たい...)
シャーベット系のアイスは反則過ぎるだろう。
凶悪に冷たい。
バニラ、ストロベリー、チョコ、ブルーベリー(?)、パイン、ヨーグルト(?)、
抹茶等色とりどりだが、
最初の定番3種類以外は、邪魔としか言い様がないのは珍しいことではない。
(まずそうなのは、先に潰しておくか)
バニラ、ストロベリー、チョコは、おそらく酢っぱいであろう下層部のフルーツ
対策に取って置く。
経験上、フルーツフルーツフルーツフルーツ地獄が一番怖いからだ。
ここまでは、寒い以外割と楽だったので、(余裕かな?)などと思っていたが、毎
度のごとく考えが甘かった。
"フルーツが酢っぱい"、この読みは、当然的中していたのだが、真の敵は小さく
切ったバナナにあった。
なんというか、バナナ2本分くらいの量が、底に沈んでいたのだ。
小さく切ってあるのだが、そこはさすがバナナだ、くっついている。
最後の最後で、これはかなり重い。
バナナバナナバナナバナナバナナバナナを食い続ける。
なかなかの苦行だ。

50分後...完食したが、当初予想していたほど楽な相手ではなかった。
よく考えたら、過去に倒したビッグな敵で、楽勝ということは今までほとんどな
かったような気がするのだが...
自分の認識の甘さを再確認できた、いい戦いであった。
しかし、ビッグサイズパフェのほとんどがまずい理由が、今更ながら判った気が
する。
生クリーム生クリーム生クリーム生クリーム生クリーム生クリーム生クリーム
アイスアイスアイスアイスアイスアイスアイスアイスアイスアイスアイスアイス
コーンフレークコーンフレークコーンフレークコーンフレークコーンフレーク
フルーツフルーツフルーツフルーツフルーツフルーツフルーツフルーツフルーツ
てな具合いで。
たとえば大盛りチャーハンの具が、ピーマンやらタマネギやらが丸ごと切らずに
入ってるようなものではないか?
色々なデザートを同時に味わうのがパフェなのだが、でかいパフェは、全然同時
じゃないってゆーか、個々の自己主張が猛強いのだ。
すこし考える必要があるだろう...

当然、傘は戦利品として持ち帰った。
そして俺は、次なる目的地、東ティモールへと歩きだした。


傘がチャームポイントか。



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