前回のあらすじ
澁海は夢を追っていた・・・・
・・・では、本編をどうぞ。
霧の中、隠れるように
その店は有った。
霧の食事処「GUSTO」。
澁海は、静かに席につく。
食べるものなど・・・・始めから決まっていた。
(パフェを食わずになにを食おう!!)
澁海はメニューを見る。
「む!!!!!!」
そこには、澁海のパフェ魂をそそるメニューがあった。
「大粒ぶどうのぱふぇ」。
「くれ!!」
澁海は即、店員にいう。
「やる!!」
店員はすぐにその一品を持ってきた。
「むう!!」
なかなかのフォルムであった。
ベースはアイス。
上にのる生クリーム。
生クリームに掛かる、ぶどう汁。
トッピングは、グレープゼリー。
そして、3粒のぶどう。
「けっ!!うまそうじゃねーか!!」
早速、食に入った。
ぺろ、さくさく。もきゅもきゅ。
はむ、がきっっっっっっっっっっっっ!!!!
「あぎゅあああああああああ!!!」
なんてこったい!!
ぶどうに種が!!!!!
・・・・当然である。
しかし、澁海としては
種は取り除いておいてほしかったらしい。
やはり、安全に食べるためには・・・・
やはり、安全な食べ物ぱふぇとしては。
6分1秒後、澁海は食べ終わった。
「ん、うまかった」
種の動揺は抜けないものの、味がうまかったのは確かであった。
結論、
「きれいなバラにはとげがある。
うまいぶどうにゃ、種がある」
・・・・・・教訓。