貴方は「
デカパフェ」というものを知っているだろうか?
北海道旭川市にある
食事処「オ○ーブ」、
そこのメニューに存在するパフェである。
この「デカパフェ」はパフェの名を冠してはいるが、
それは本来パフェとはとても呼ばない品物である。
その最大の理由は、その食が
パフェにとって
一番必要な「神の黄金律」を
いちじるしく崩している事にある。
どこの店でもある程度のアレンジはある。
それは当然のことであるが、この「オリーブ」では
アレンジとはとても呼べない、神の黄金律とは
かけ離れた食を作り、パフェの名を用いているのだ。
これは、
パフェを愛する全世界80億人に対する冒涜である
この「デカパフェ」がどんなものかと言うと、
頂点にさくらんぼ、その下に生クリーム、アイス、
フルーツと続き、最後にそのそこに氷入りのメロンソーダとなる。
聞いた感じは、「何だ、普通じゃないか」と思う方も
いるかもしれない。
しかし、それは
大きな間違いである。
まず第一に、メロンソーダに入っている氷。
これは
最後に残るアイスと生クリームをからめ取り、
それを食するのを、困難とする。
第二に、その位置関係。
アイスとメロンソーダ内にある氷とに挟まれたフルーツは
必要以上に冷え、それは氷となって
食すものに苦痛を与える。
第三に、ここのパフェの不安定度。
パフェは、当然つねに決まった比率で作らなければ
ならないが、この店では
その時によってこの比率が異なるのだ。
今回は、私の他に、じゅん、忍も同行し
三人で頼んだのだが、
三人それぞれが、量の多いものが違い、
それぞれがそれぞれに、違うもので苦しんだ。
この作りの不安定さは致命的である。
この神の黄金律を乱すという行為は、
ゆえに
禁忌に秘法と呼ばれるのだ。
パフェを愛するみなさんも
この
「禁忌の秘法」にはご注意ください。