第一章 それは神の遣わした黄金律


貴方は「パフェ」という食べ物を知っているだろうか?
そう、喫茶店の定番、漫画の中などで女性が食している代名詞。
それが「パフェ」である。
しかしそれは、必ずしも女性が食べるものというもではない。
世には、甘い物好きだが恥ずかしくて人前で食べられない
という男性が多々いる。
しかし、それは誤りである。
パフェは、性別など関係なく甘党が食べるために作られたものであるからだ。
いや、むしろ甘党の人間は食べるべきなのである。
それは紳士のたしなみ、婦人の礼儀
本来は、誰もが食すべき素晴らしき「食」なのである。
何がそこまで素晴らしいのか。
まずはそれを語ることにしよう。

パフェで誉めるべきはその構成にある。
甘さを求めるものたちにとっての三種の神器
「チョコ」・「アイス」・「生クリーム」
パフェの中でももっとも人気が高く、定番である
チョコレートパフェにはこの三種の神器が
すべて含まれている。
それのベースとなるコーンフレーク、
そして、それらを彩るチェリー。
これらが甘党のものの心を強く引きつけた。
しかし、それらの要素がただあればいいというものではない。
そこには更に必要なものがある。
それが味のバランスである。
他の味を損ねず、自分の味を殺さず、
その上で全ての味をひきたてねばならない。
そこで生じたのが「神の黄金律」である。
その昔、パフェを発明した先人達は
その神の黄金律に偶然にもたどりつたのである。
いや、もしかするとそれは神が人に与えた
必然たったのかもしれない。
ただ一つ言えることは、この事により、
我々はパフェという素晴らしい「食」を口にすることが
出来るようになったのである。
この神の黄金律は、現在では各店によりアレンジされ
それが、味の差となっている。
しかし、人は忘れてはいけない。
それが神の黄金律の上に成り立っていることを・・・・


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