ここでは、中学(高校生でももちろん知っておかなければならないことですが)で覚えてほしい暦(月の異名・季節区分)と十二支(時間)について解説します。
★ 暦・月の異名について
暦・月の異名というものは、以下の表を覚えてもらえれば良いのですが、その中でも特に、季節区分が現代とは違っているので注意しましょう。主に季節区分の知識が必要になってくるのは、俳句における季語です。季語は、現代の季節区分ではなく、陰暦いわゆる古典の世界の季節区分で考えるので、しっかりと覚えておきましょう。
一月・睦月 → むつき 春 二月・如月 → きさらぎ 三月・弥生 → やよい 四月・卯月 → うづき 夏 五月・皐月 → さつき 六月・水無月 → みなづき 七月・文月 → ふ(み)づき 秋 八月・葉月 → はづき 九月・長月 → ながつき 十月・神無月 → かん(み)なづき 冬 十一月・霜月 → しもつき 十二月・師走 → しはす
★ 十二支と時間について
昔は、もちろん時計などはなかったので、十二支で時間をあらわしていました。子の刻などと作品には出てきますが、以下に載せたものが現代の時間との対照表です。しかし、これはあくまでも目安ですので、訳すときには、約〜時・〜時頃などとします。
@ 子(ね)…………0時
A 丑(うし)………2時
B 寅(とら)………4時
C 卯(う)…………6時
D 辰(たつ)………8時
E 巳(み)…………10時
F 午(うま)………12時
G 未(ひつじ)……14時
H 申(さる)………16時
I 酉(とり)………18時
J 戌(いぬ)………20時
K 亥(ゐ)…………22時
◆ ポイント
【例】未の時間……(G−1)×2=14(時)
(番号・順番−1)×2=時間