5月
中古文学会春季大会
(日時)1998年5月9日・10日
(場所)立教大学9号館
5月9日(土)午後1時30分から
・『蜻蛉日記』上巻にみられる兼家−「いとねぢけたるものの大輔」考−
・『蜻蛉日記』下巻の物語的手法とその限界−夢と養女迎えの記事の配列を中心に−
・『和泉式部日記』成立論−その叙述形態との関連から−
・『和泉式部日記』最終歌臆断−〈歌〉から〈ことば〉へ、あるいは〈噂〉の変容−
・原体験へと回帰する昔男−伊勢物語1〜20段に見る〈心〉と〈かたち〉の二元論−
5月10日(日)午前9時30分から
・『源氏物語』手習の巻における中将求婚の挿話をめぐって
・源氏物語蜻蛉巻の機構(メカニズム)−六条院と明石一族−
・明石入道と琵琶法師
・『大鏡』の逸話選択−『栄花物語』との比較を通して−
・冷泉家時雨亭文庫蔵「いはでしのぶ」について
・堀河院と堀河院艶書合−艶書合のおこなわれた場とその性格−
・『顕秘抄』と『袖中抄』−その前後関係−
物語研究会・5月例会(第237回)
(日時)5月16日(土)午後1時30分より
(場所)明治大学駿河台校舎5号館521教室
・「呪われた実存 −帚木・空蝉巻における光源氏−」(三谷邦明氏)
・年間テーマ<物語学の限界>
物語学の限界、あるいは研究者個々人の、研究への立脚点と、その限界点とを見定める。
・『地神経』と<五郎王子譚>の伝播(増尾伸一郎氏)
日本近代文学会春季大会
(場所)東海大学11号館(日時)1998年5月23日・24日
5月23日(土)午後2時00分から
・開会の辞(小泉浩一郎)
《研究発表》
・〈志賀直哉〉の完成−芸術家小説としての「暗夜行路」− (永井喜久)
・坂口安吾「日本文化私観」の論理(ダイナミクス) (加藤達彦)
・『それから』の叙述−成熟拒否と仮想過去− (関谷由美子)
5月24日(日)午前10時00分から
・有島武郎「宣言一つ」への過程 (阿部高裕)
・佐藤春夫『田園の憂鬱』論−星・水・花をめぐり− (小川康子)
《特集 大正期の言説空間》
・『黒髪』と『吉野葛』−「無縁」と「縁」の間− (大杉重男)
・「心境小説」の成立−正宗白鳥復権の背景を読む− (山本芳明)
・セクシュアリティへのまなざし−大正的な知の装置− (岩見照代)
・閉会の辞(十川信介)
(司会)佐藤泉・川津誠
中世文学会春季大会
(日時)1998年5月30日・31日
(場所)立正大学
5月30日(土)午後1時00分から
・シンポジウム「中世文学と神道」
5月31日(日)午前9時00分から
・藤原為家と阿仏尼との和歌の贈答に関する一考察(田辺麻友美)
・『今昔物語集』に見る犬(永藤美緒)
・『明恵上人行状』における引用説話について(山崎淳)
・方丈記 大福光寺本の奥書について(宮地崇邦)
・『神道集』「上野国児持山之事」と在地縁起(榎本千賀)
・『さゝめごと』の閑人論(管基久子)
・世阿弥能楽論における『詩経』受容をめぐって(重田みち)