作品名 | あらすじ |
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感想 |
おすすめ度・評価 |
ソードフィッシュ |
天才的犯罪者ガブリエル(ジョン・トラボルタ)に半ば強制的に雇われた天才的ハッカーであるスタンリー(ヒュー・ジャックマン)は、離ればなれになった娘を取り返すために、過去に麻薬取締局が作った闇資金が利息も付いて95億ドルという大金を銀行のシステムに侵入して奪うことを依頼され、それを受けることにする。しかし侵入のためには直接銀行のコンピュータからアクセスしなければならない。ガブリエルは強行的な作戦で、銀行を占拠。行員・客を人質に取り、破天荒な方法で大金を奪う。しかし、その方法に疑問を感じたスタンリーは、ガブリエルの作戦を阻止しようとするが、果たしてその衝撃的な結末は・・・。
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最初の激しい爆破シーンから時間を遡り、徐々に最初のシーンまでのプロセスまで繋いでいく展開は、なかなか面白く構成されていると思う。またジョン・トラボルタの悪役が、板に付いていて作品の中に引き込んでいく力を感じた。必ずしもハッピーエンドとは言えない結末が、これはこれでアリなのだろう。無理を感じたり、違和感を覚えることはなかった。
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プロフェシー |
怪異現象などを扱った作品は数多くあるが、その中でも、この作品はその得体の知れない物体(?)が何なのかという結論を出さずに終わるところが、腑に落ちないが無難な結末になっていると思われる。下手にその証明をしてしまうとすべてが台無しになる可能性があるからだ。それゆえ、欲を言えば、その得体の知れないものが電話で話したりするシーンもなかった方が良かったように思われる。謎を解き明かさないならば、とことんそのあたりを突き詰めて欲しかった。
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マスター・アンドコマンダー |
19世紀のイギリスとフランスの海上覇権争いに、イギリス軍は少年たちを送り込む。そしてその船の艦長はラッセル・クロウ扮するジャック。強敵アケロン号を拿捕するために、少年たちは純粋なまでに艦長を信じていく。おしてその結末は・・・。
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「グラディエーター」でも見せたラッセル・クロウの独特な雰囲気は非常によく出ていた作品であると思われるが、それほどストーリーに引かれていくような内容でもなかったのが残念。ある意味、ラッセル・クロウ扮する艦長がメインという映画ではないように思われたので、表面的な戦闘シーンに拘るよりは、もっと少年たちの精神世界を描いた方が良かったように思われた。
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インファナル・アフェア |
これは香港映画で、マフィア側と警察側がお互いに潜入者を送り込み、情報を入手していく際の緊迫感は非常によく伝わって来る内容であったと思う。またストーリー展開のテンポのよさも、観る者を引き込むのに十分であった。しかしながら、あらゆる出来事があまりにうまくいき過ぎる。またラストも僕としては、どうしてこんな終わり方にしたの?と聞きたくなるようなものであった。なんとなく腑に落ちない映画であった。
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デイ・アフター・トュモロウ |
地球の温暖化による氷解が、地球を氷河期に追い込む危険があるという学説が、現実になってしまうという自然の脅威をテーマにした映画である。なかなか迫力のある内容であったと思うし、またCGの技術も素晴らしいのであるが、正直、この手の映画にありがちな最初から結末の分かってしまう内容と、リアリティを感じないストーリーにあまり良い印象を持てなかった。
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パイレーツ・オブ・カリビアン |
ジョニー・デップ主演の海賊もの映画である。ちょっと風変わりな(僕が勝手に思っているイメージであるが)俳優の演技は最大限に生かされた内容であったと思う。しかしながら、ストーリー展開として、それほどの盛り上がりみたいなものもなく、なんとなく結末も途中で読めてしまう内容であったので、ちょっともったいない出来なのではないかと思われた。配役が良かっただけに惜しい映画である。
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ラスト・サムライ |
トム・クルーズ・渡辺謙・真田広之共演で話題になった映画である。外国人の監督が描く日本の古き時代とあって、興味とホントに外国人に日本の和の世界を描けるのかなという懐疑心があった。しかしながら、いざ映画を観てみると僕の予想をはるかに越えたすばらしい内容であった。役者の演技力もさることながら、音楽・映像の効果も映画にしっかりと融合していて、より一層の迫力や緊迫感を醸し出している。もしかしたら、外国人の監督だったからこその作品なのかもしれない。ただトム・クルーズを引き立てるためかもしれないが、真田広之の出番が多少少なかったように感じた。個人的には真田の演技がもっと観たかったように思われた。
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トロイ |
ブラッド・ピット主演、さらに「ロード・オブ・ザ・リング」でレゴラス役をして一気に人気を得たオーランド・ブルームも出演しているということで前評判の高かった作品であるが、完全に裏切られた内容であった。無駄に長いだけで、何のおもしろみもない作品であった。スケールは大きいのであろうが、ストーリーの展開がすぐに分かってしまい、ワクワクすることもなく、やっぱりこうなるのかという感じで終わってしまった。
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ロード・オブ・ザ・リング(全編) |
当初は全く見ようと思っていなかった映画であるが、ビデオで借りた第一話で一気に引き込まれ、その魅力にはまってしまった。指輪をめぐって悪と戦うという単純なストーリでありながら、そのスケールの大きさや厚い友情の絆に、涙なくしては見ることができない。ちなみに、人物投票ではレゴラスが一番人気であるらしいが、僕はガンダルフが一番好きだった。
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ジョンQ |
貧しい家庭の主人であるジョン(デンゼル・ワシントン)には一人の息子がいる。その子はボディービルにあこがれいかにも健康そうに見えていたが、ある日突然病に倒れる。病名は心臓病。移植でしか直すことができないが、費用がない。あらゆる所に相談するが、助けてはもらえず、最終手段として病院を占拠。人質を取り、息子を助けるように要求する。
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息子のために犯罪を犯していく姿に、徐々に人質を含め大衆の感情を動かしていく展開は、感動に値する。デンゼル・ワシントンの演技力もさることながら、もっと大きな社会的問題をも提示した内容は、映画の中だけではなく、現実に抱えている問題として、受け止めるべきであろう。ジョンの取った行動が正義か否かは判断できないが、深い所では共感できる内容であった。
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模倣犯 |
公園の花壇で発見された女性の片腕から、女性の連続誘拐事件は始まった。犯行目的は何か分からないまま、犯行はマスコミをも巻き込んでいく。現代社会に潜む、「虚無的世界」を描いた作品。そして衝撃的な結末が待つ。
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宮部みゆき原作、中居正広主演で話題になった映画であるが、いかにも日本映画らしい映像とストーリー展開。内容は非常に複雑であるが、いつの間にか吸い込まれていく魅力はある。ただ最後の衝撃的な結末は、多少やりすぎというか、現実離れしすぎている印象を受けた。
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ロック・ユー |
時代は14世の中世ヨーロッパ。ここで貴族のみが出場を許されていた馬上槍試合に、主君の死をきかっけに、身分を偽りながら出場していたウィリアムは、順調に力を付け勝ち続けていく。そこに現れた一人の女性ジョスリンに一目惚れした彼は、槍そして恋の両方に渡って敵になるアダマー伯爵と火花を散らす。そしてロンドンで行われた世界選手権で、ウィリアムはあと一歩のところで本来の素性が露見してしまう。はたして彼の運命は……。
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正直ありがりなストーリー展開であるという印象は拭えない。あらゆる展開において、先が読めてしまい、思った通りに映画は終わってしまった。同じような映画であれば、「グラディエーター」の方が何十倍も内容に奥深さがあった。
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トランスポーター |
退役軍人であるフランクはプロの運び屋(トランスポーター)として、訳ありの品を運ぶ。ルールは3つ。1、契約厳守。2、名前は聞かない。3、依頼品は開けない。このどれを破っても、待っているのは「死」。フランクはルールに厳しい人間であったが、ある依頼品を開けてしまうことから事件に巻き込まれていく。
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名監督リュック・ベッソンの作品。完全なアクション・ムービーであるが、すべてがうまく進みすぎ、本来なら危機的状況でハラハラさせるような場面でも、悪い意味で安心感を持ってしまい、全く緊迫感の伝わってこない作品であった。痛快ではあるが、内容の濃さ、深みのない映画である。
詳しい内容はこちらから↓
http://www.transporter.jp/
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インソムニア |
白夜、つまり24時間太陽が沈まない町で、少女の殺人が起きた。ロスから捜査に招かれたドーマー(アルパチーノ)は、天才的な捜査力で犯人を絞り込んでいくが、白夜のせいで不眠症(インソムニア)になり、徐々に冷静な判断力が失われていく。そしてついに自分のミスで同僚を撃ち殺してしまうことになるが、それをとっさに隠してしまい、それからは、不眠と自分の犯した罪と戦いながら犯人を追い込んでいく。
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アルパチーノの演技はさすがに素晴らしい。不眠というつらさを表情やしぐさで完璧に表現し、その心の葛藤までもがリアルに伝わってくる。また犯人役のロビン・ウィリアムズも、いつもと違う役柄を見事にこなしていたと思う。ある意味役者の演技力に頼った映画であると思われるが、それでもそれなりに充実した内容であったと思う。
詳しい内容はこちらから↓
http://www.insomnia-movie.jp/
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ボーン・アイデンティティ |
CIAの秘密工作員だったボーン(マッド・デイモン)は任務に失敗し、自分の記憶をなくしてしまう。一方CIAは任務に失敗したボーンの命を狙うが、暗殺者として特別なトレーニングを受けているボーンはあらゆる戦いを熟知したプロであった。
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映画の始まりからミステリアスであり、緊張のある映画であった。そしてこの映画のために鍛え抜かれたマッド・デイモンの肉体美も見逃せない。全体的に、クライマックスがあまりにハッピーエンドすぎたことを除けば、よくできた映画であったと思う。
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マトリックス レボリューションズ |
話題の三部作の最終章である。ザイオンの行く末、そしてネオの運命のかかった期待の作品であったが、正直言って、わけの分からない作品になっている。前作から考えても、そんな話だったっけ? とか、スミスやらマシン・シティやらオラクルやら、そのつながりって何? みたいな感じがずっと続き、結局なんだったのかが、分からずに終わってしまった。いまいち期待はずれな結末であった。
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タイタンズを忘れない |
人種差別激しい社会で、黒人と白人の統合学校が成立。それにともないフットボールのチームも統合され、コーチに黒人であるブーン(デンゼル・ワシントン)が招かれるが、やはり社会の目は厳しい。チームも黒人・白人の仲間割れは激しいが、ブーンの指揮のもと、徐々に友情が生まれていく。そしてチームは一つになり試合で活躍していく。
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人種差別の激しさ、そして醜さが非常によく伝わってくる。しかしブーンのもと、徐々に友情の絆を深めていくストーリーは観ていて気持ちがいい。多少展開があっさりしすぎているところはあったが、それをもカバーするくらい、それぞれの役者がいい味を出していたと思う。
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エネミー・ライン |
1990年代に起きた旧ユーゴスラビアでの民族紛争が、一応の解決をみ、和平が結ばれていたボスニアで、バーネット大尉は偵察の軍務に勤めていた。しかし突然のミサイル攻撃により、敵地の中に不時着すると、そこではセルビア人民軍による残虐行為が行われていた。それを目撃したバーネットであるが、敵地にて逆に追われる身になり、必死の思いで逃げていく。
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この映画の題材などはそれほど目新しいものとも思えないが、映像の迫力そして緊迫感というものは非常によく伝わってくるものであった。またBGMもその映像効果を助けるものとなっていた。内容のひねりはないが、それなりにまとまった映画であったと思われる。
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スパイダーマン |
冴えない高校生であったピーターが、ある日大学見学でクモの実験を見た。その時、人工的に作られた1匹のクモに刺され、それから特殊な能力を身につけることになる。自分の力に溺れ始めたピーターは、父親代わりの叔父の死をきっかけに、正義の味方として戦うことになる。
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これは映画館で観ようと思っていたのだが、なかなか機会に恵まれずに、ようやくビデオを借りて観ることができた。しかしやはり、これは映画館の大スクリーンで観るべき映画であろう。ストーリー展開は単純そのものであるが、CGの凄さは光る。リアリティには欠けるが、それなりに楽しめる映画であった。
詳しい内容はこちらから↓
http://www.spider-man.jp/
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マトリックス リローデッド |
前作以上の激しいアクションに、終始息をのむような緊張感のある映画であった。また前作ではそれほど表立ってはいなかった恋愛も、今回の作品では全面に押し出す形で、かなり強調されている。特にラストシーンはまさに恋の物語であった。
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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン |
まだ成人にも満たない少年フランク(レオナルド・ディカプリオ)は、両親の離婚を原因に家を飛び出す。もちろんお金はない。フランクの持っていた小切手も使えない。そこで彼は巧妙な手口で脚光を浴びるにパイロットになりすまし、怪しまれずに偽造小切手を使う。徐々に大きな事件になるにつれ、捜査官カール(トム・ハンクス)も動き出す。フランクは医師や弁護士にもなりすましながら同じ手口を繰り返していくが、カールも徐々にフランクを追いつめていく。
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これはスピルバーグが内密に作成し、さらに撮影期間もわずか3ヶ月ほどで作ったということで話題になった映画であるが、非常によくできた内容であった。実話をもとにしていることもあったのだろうが、スピルバーグの追求する「リアリティ」が見事に感じられるものであった。配役も良かったのであろうが、それだけではない、カメラワークや音楽(BGM)もなかなかであった。
詳しい内容はこちらから↓
http://www.uipjapan.com/catchthem/jump002.html
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戦場のピアニスト |
時は1939年9月。ナチス・ドイツ軍がポーランドに侵攻し、ユダヤ人の虐殺がはじまる。そしてピアニストであるシュピルマンは家族とも離ればなれになり、一人ドイツ軍から逃げる生活がはじまる。何度も危機的状況に陥りながらも、さまざまな人々に助けられ、いよいよ終戦を迎える。
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実話をもとに制作されたこの映画は、戦争の悲惨さを怖ろしくリアルに描いたものと言える。しかしながら、それとは裏腹に人間味あふれる助け合いも感動を呼び込む。これが実話であったと考えると、やはり二度と繰り返してはいけないということを痛切に感じる。様々な意味で、考えさせられ、また深く感動する映画であった。
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バンディッツ |
刑務所を脱獄したジョー(ブルース・ウィリス)とテリー(ビリー・ボブ・ソーントン)は、メキシコでのパラダイスな生活を求めて、まず資金集めをはじめる。それも銀行強盗で。そのやりくちは独特で、「お泊まり強盗」としてメディアにも取り上げられるようになるが、途中からケイト(ケイト・ブランシェット)という女性もひょんなことから加わることになり、複雑な三角関係がはじまる。さらにジョーの従兄弟でスタントマン志望のハーヴィー(トロイ・ガリティ)も加わった4人で、銀行強盗の旅は続きカリフォルニアで最後の大計画に挑むが、その衝撃的な結末は……。
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この映画の見所は、その意外なラストであろう。それまでははっきり言って、盛り上がりという盛り上がりもなく単調なストーリーが続く。ストーリーの核になるものが見えてこず、眠気を誘う内容であった。しかし、結末が面白かったので、多少は救われたという感じの映画であった。
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ドリヴン |
時速400qの世界。一度はレースから退いたジョー・タント(シルベスター・スタローン)はオーナーの呼びかけにより、もう一度レースに復帰する。しかしジョーの役割は勝つことではなかった。新人レーサーであるジミー・ブライ(キップ・パルデュー)を勝たせること。はじめはうち解けない両者であるが、様々な事件を乗り越え、徐々に信頼関係が生まれる。そしてチャンピオンのかかった最終レースで……。
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はっきり言って内容自体はたいしたものではなかった。ただコンピュータ・グラフィックのすごさにただただ唖然とするだけ。カーレースの映像は、相当な迫力をもって見ている者を惹きつける。僕はビデオで観たが、映画館の大スクリーンで観たら、もっとすごい映像であったのだろう。
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トラフィック |
麻薬組織撲滅に立ち向かうウェークフィールド(マイケル・ダグラス)は、かたや娘の麻薬問題に苦悩する。麻薬撲滅は可能なのか。そして何が善で、何が悪なのか見極められないまま、奔走して行く。
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一応主演はマイケル・ダグラスなのだろうが、どっちかというと地元警察役を演じたベネチオ・デル・トロの方が目立っていたし、なかなか良い演技をしていた。日本にいると麻薬はそれほど身近な問題には思えないが、アメリカでは非常に大きな問題なのであろう。この映画では、特にカメラアングルと映像効果が独特である。終始セピア的な色合いで、麻薬という深刻な問題を映像から伝えようとする意図が良くうかがえる。全体的には、内容が複雑で難しい部分もあるが、まぁまぁの映画であった。
詳しい内容はこちらから↓
http://www.trafficmovie.net/
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バニラ・スカイ |
ニューヨークの出版界で若き実力者としてデヴィット(トム・クルーズ)は君臨する。彼にはジュリー(キャメロン・ディアス)という恋人がいたが、ある時パーティーで出会った女性ソフィア(ベネロペ・クルス)に一目惚れ。それに一早く気づいたジュリーは、デヴィットをドライブに誘い、思い詰めたジュリーは猛スピードで車ごと崖から落ちていった。そしてデヴィットは一命を取りとめるが、目覚めた時、すでに彼の運命は一変していた。そしてその結末は……。
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最初の感動は「ベネロペかわいい!」。次の感想は「やっぱりベネロペ最高!!」であった。内容として面白みのある所はあまりない。クライマックスも「そりゃ、ねーだろ」というようなもの。まぁ〜今回も前回の「ポワゾン」に引き続き、ベネロペの胸を拝めたことが唯一の見所か。
詳しい内容はこちらから↓
http://www.uipjapan.com/vanillasky/flash/index.htm
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ポワゾン |
全く知らない、初めて会った二人が結婚。しかしこれはジュリア(アンジェリーナ・ジョリー)の策略で、会社を経営しているバーガズ(アントニオ・バンデラス)を騙し、その財産を奪うというものであった。そしてバーガズは消えたジュリアを探し出すが、いつしか二人は真実の愛に落ちて行く。
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この映画は、はっきり言ってしまえば詰まらないものであった。15Rが付いた官能映画であるということであったが、それほど濃厚な(AV的な)シーンはなく、唯一アンジェリーナ・ジョリーの胸が拝めたことが見所だったという程度。
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スパイ・ゲーム |
中国の刑務所に捕らわれているある女性を助けるためビショップ(ブラッド・ピット)は、刑務所内に潜入するが、逆に見破られ逮捕される。それを助けようとミュアー(ロバート・レッドフォード)はするが、CIAはビショップを見捨てることで、この事件を有耶無耶にしようとする。はたしてビショップの運命はいかに……。
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ブラッド・ピットの生みの親と言われているロバート・レッドフォードとの共演ということで話題になった映画であるが、内容的には、まぁ〜いいんじゃないという程度。淡々と回想を繰り返す映像に多少飽きが来る。もっとメリハリがあっても良かったのではないか。はっきり言ってしまえば、結末の見えている映画なのだから。
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ザ・ウォッチャー |
巧妙な手口で絶対に痕跡を残さない連続殺人犯グリフィン(キアヌ・リーブス)を、一度は引退しながらも再度キャンベル刑事は追うことになる。毎回予告として送られてくる被害者の写真を、ひたすら追い続けるがことごとく失敗。しかし、グリフィンが最後に狙ったターゲットは……。
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「スピード」では正義の味方を、そしてこの映画で極悪犯をしっかり演じきっているところはさすがキアヌ・リーブス。しかし映画の内容は、いまいち捻りが足りない。完全に先が読めてしまって息を飲むような場面はない。あっさりした映画も良いが、この映画にはそれは似合わない気がした。
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コレリ大尉のマンドリン |
ギリシャの静かな町で暮らす医者の娘ペラギア(ベネロペ・クルス)には婚約者がいた。しかし、突如ギリシャがイタリアとドイツによって統治されるようになる。そこでペラギアはイタリア人兵士コレリ(ニコラス・ケイジ)と出会う。徐々に二人は惹かれ合っていくが、イタリアがドイツに降伏したため、コレリ大尉の身にも危険が迫る。そして無謀にもドイツ軍に立ち向かっていくが、その結末は……。
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ベネロペは確かに美しい。というより魅惑的である。しかし、映画の内容という面でみると、う〜ん……という感じだ。何となくストーリー展開が単調で、盛り上がりという盛り上がりもない。さらにクライマックスも、やっぱりそうなんだよね、というようなありきたりなものであった。また戦闘シーンが多いわりには、それが生きていない。なんのためにあの惨たらしい殺戮を描写したのか、もっとストーリー展開を考えた描写をしてもらいたかった。
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13デイズ |
第三次世界大戦勃発か??と思わせたキューバ危機。その回避に向かうケネディと補佐官オドネル(ケビン・コスナー)そしてボビーたち。彼らはなんとか武力を使わずに解決したいと考えるが、軍部は戦争賛成という、内部での分裂が激しくなる。しかし大統領があくまで交渉による解決を望んでいく。
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これは実話を基にした映画であるが、どこまでは本当の話なのかは定かではない。しかし、もしある程度真実に基づくのであれば、あの事件(もちろん僕は生まれていないので教科書で習った程度であるが)は、それほどまでに内部分裂が起きていたのかという印象を受ける。映画の内容としては、その緊迫感は非常によく伝わってきたのではないかと思う。ただこのような状況が起こらないようにと思う方が強いかな。
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クリムゾーン・リバー |
唯一大学があるというだけの寂れた田舎町で、変死体が発見される。その捜査にあたったニューマン(ジャン・レノ)は、違う街で起きた事件の捜査にあたった刑事と、共に事件解決に努めるが、捜査が進むにつれて、徐々に単なる殺人事件ではないことに気づいていく。そこには大学の大きな陰謀が隠されていたのである。
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この映画、内容的にはう〜〜んという程度のもの。特に新鮮味を感じなかった。ただどんより暗くて、気持ち悪いという印象しか残らない。特に凝ってるなというところもないし、なんだろう……正直言って詰まらなかったのかなぁ〜。
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バーティカル・リミット |
複雑な意味を持って高山に挑戦する登山家たちが、突然の嵐に遭い遭難。奇跡的にアニーとトムとしてボーンの3人が生存していた。しかし3人とも肺水腫に悩まされ、薬も少ないことから、醜い人間性をあらわし、トムが命を落としてしまう。一方ベースキャンプにいたアニーの兄ピーターら6人は、その救助に向かうが、それも難航し、救助隊も3人が命を落とす。ようやく救助地に到着するが、そこからも難航し、ボーンと救助隊のウィックが命を落とし、3人だけが無事キャンプまで生還する。
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この映画は、とにかくハラハラドキドキしたい人にはお勧め。終始、息の付けないシーンが繰り返され休む暇もない。だが映像的には、明らかにCGだよというものが見えてしまい、興ざめ。そう言ったものを割り切って見ることが出来ればいいが、あくまでリアリティを求めるのであれば、ちょっとこの映画では不満が残る。さらに、クライマックスが、あまりに端折りすぎていて、下山に危険はなかったの?という疑問も残る。
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アンブレイカブル |
突然の列車事故。そして唯一で無傷の生存者デイビット(ブルース・ウィルス)。彼は今までに一度も怪我や風邪を引いたことのない、まさにアンブレイカブルな男であった。そんなスーパーマンのような男を捜し求めていたイライジャ(サムエル・ジャクソン)は、先天性の病気で、体は弱く、骨も脆い。しんな二人が出会い、イライジャはデイビットに漫画の主人公のような生き方を勧めるが、デイビットは乗り気になれない。だが、自分の今の生き方に不満を抱いていたデイビットは、徐々にイライジャの話に魅力を感じ、生き方を変えて行く。それとともに、破綻しかけた家族関係も復活していくが、イライジャの意外な事実に衝撃的な結末を迎える。
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この映画の見所は、内容と言うよりも、カメラアングルの面白さにあると思う。普通とは違ったアングルに、徐々に吸い込まれていく。内容自体は、それほど濃く、厚みのあるものとは言えないが、それを感じさせない力をカメラアングルが持っていた。またクライマックスは、その意外性が良かったと思う。イライジャ役のサムエル・ジャクソンが、その謎めいた人物を良く演じきっていた。
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キス・オブ・ザ・ドラゴン |
舞台はフランス。中国警察のリュウは、捜査協力のためこの地にやって来たが、腐敗したフランス警察に愕然とし、またリチャードに騙され、逆に殺人者として追われることになる。同じくリチャードに騙され子どもを人質に取られた女性ジェシカと出会ったリュウは、リチャード打倒に、腐敗したフランス警察に挑んでいく。
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この映画の見所は、やはりリュウ役のジェット・リーの武術であろう。さすが何度も武術大会で優秀な成績を収めているだけあって、その動きは激しさを通り越した美しさがある。しかし、内容という面で考えると、ストーリーが単純で、ジェット・リーの武術に頼りすぎたものであった。もう少しストーリー展開にも力を入れた方がよかったのではないか。
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マジェスティック |
脚本家ピーターは、あらぬ所から共産主義者としてマークされる。しかしある時運転中に事故を起こし川へ転落。ローソンという街で助けられるが、記憶を失ってしまう。ピーターはその街で、ハリーの息子ルークと間違えられる。ルークは戦争に出たきり戦死したと考えられていたのに、生還したということで街をあげて大騒ぎ。ピーター自身記憶がないことから、徐々にルークに成りきっていく。しかし徐々に記憶が復活し、また彼をマークしていたFBIにも居所をつかまれ、彼は調査委員会に出頭することになる。そこで彼はあらぬ罪を認めるかどうか悩むが、自分の意志を貫き無罪放免に。そして彼は再びローソンの街へ行く……。
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この映画を公開初日に見に行った。確かに感動する。涙を流す者もいた。特にハリーの死の場面、ピーターには記憶が戻っていたにもかかわらず、彼はルークに成りきっていたところは非常に感動した。ただ全体を通して言うならば、ストーリーが単調で、さらにお涙頂戴のようなものが見え見えであったのがちょっと……。またすべての話が、あまりにうまくいきすぎるのも難点であった。
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マルコヴィッチの穴 |
人形師グレイクは、本職では稼ぎが少ないためある会社にファイル係として勤める。しかしそこは不思議な会社でビルの7と1/2階という場所にある。そこでグレイクは隠れていた穴を発見。中に入ってみるとそこは、俳優マルコヴィッチの脳の中であった。グレイクは自分がマルコヴィッチになりきれることで、あらゆる名声を得ていくが、徐々に自分のしていることに愚かさを感じマルコヴィッチの体から出ていく。しかしそこに待っている結末は……。
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この映画は本当に不思議なものであった。ストーリーの発想が意外で、想像もつかないような内容であるのに、何か惹きつけるものがあった。自分もマルコヴィッチの穴に入ってしまったような感覚に襲われる。明らかに虚構の物語であるのに、不思議なリアルさを感じる映画であった。
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オール・アバウト・マイ・マザー |
17歳の息子を交通事故で亡くした、シングルマザーのマヌエラ。彼女は「お母さんの小説を書くために、父のことを知りたい」と言っていた息子の願いをかなえるため、青春時代を過ごしたバルセロナに向かう…。
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正直言って、この手の映画は苦手かも……。特に感動もなかったし、惹きつけられる内容でもなかった。この映画は、あらゆる賞を受賞した映画であるらしいが、僕にはその良さが分からなかった。
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15ミニッツ |
マンションで起きた殺人事件を追うエディ(ロバート・デニーロ)と消防士ジョーディ(エドワード・バーンズ)。エディは、マスコミを巧みに利用し、世間でも名の通った刑事だった。犯人たちは、事件の模様をビデオに録画し、それをマスコミに売り、一攫千金を狙おうとする。そして犯人が最後に目を付けたのが、名の通ったエディの殺人を録画することだった。それを成功させた犯人は、わざと逮捕され精神異常を訴える。しかしエディの死に、ジョーディは黙っていなかった。
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この映画は、事件とメディアの関係を如実に描き出した作品である。さらにストーリー展開のテンポの早さも良かったと思うが、若干話が単調すぎたように感じる。またエディ(ロバート・デニーロ)の最期も、あまりにあっけなかった。もう一捻り欲しいところだろう。
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A.I. |
人工人間であるデイビット(オスメント)は、ロボットが真実の愛を感じるかの実験のため、ある家庭に送り込まれ、そこで徐々に母親に対する愛を獲得していくが、やはりロボットであるというところから、捨てられてしまう。それでも母親を求めるデイビットは、あらゆる困難を乗り越え、2000年後に発見される。そこで1日だけ母親との日を満喫し、ロボットして初めて夢の世界に誘われていく。
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スピルバーグの話題作「A.I.」であるが、正直言って詰まらない映画であった。展開もだるいし、内容も所詮ロボットという人間のエゴが最後まで消えない。壮大なスケールで制作するなら、もっと違った展開があっても良かったような気がする。
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バトル・ロワイアル |
中学3年生のクラス1つが丸ごと島に連れていかれ、そこで殺し合いをすることに。拒否すれば殺される。3日間で生き残った1人だけが助かるというゲーム。最初は出来ないと言っていたクラスメイトたちが、徐々に自分たちのおかれている立場に気づき、友情を忘れて殺し合っていく。その命令を出しているのはキタノ(ビートたけし)。彼は人生のすべてにおいて気力を失い、このような計画を思い立ったのだ。そして殺し合う生徒達の中で生き残ったのは、1人ではなく七原・中川・川田の3人。彼らの運命はいかに……。そしてキタノは……。
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この映画は年齢制限が出て話題になった作品であるが、一言で言えば残酷な映画であった。ストーリー自体は単純であるが、中学生に見せられる代物ではない。これは現代の中高生の社会との関わり合いを逆説的に描いたものと言っているが、それが伝わっては来ない。つまり主題の見えない映画であった。もちろん単純に殺し合いの映画と思って見ればそれなりに面白いかもしれないが……。
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グリーン・デスティニー |
時代は19世紀初め、許されない愛に苦悩する二組の男女がいた。400年前に作られ、太古のパワーに満ちた秘剣−グリーン・デスティニー(碧名剣)の使い手としてその名を轟かせる英雄リ−・ム−バイと、その女弟子であるシュ−リンは、密かに心惹かれ合いながらも、長い間自分達の幸福よりも人々のため正義に生きてきた。そしてもう一組、高官の娘イェンと盗賊の頭ローもまた身分は違いながらも惹かれ合い、激しく愛しあっていた。この二組の男女が、英雄の剣をめぐる復讐のドラマの中で、真実の愛を知っていく。しかし最後には衝撃的な結末が……。
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この映画は、ジャッキー・チェンのカンフーとは違った形で、その魅力を伝えてくれる映画である。また実らない愛を抱く男女の姿は切なく悲しいドラマである。しかし、ストーリー展開は良かったのだが、多少空を飛びすぎという印象を受けた。もう少しリアリティが欲しかったかなというところである。
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ザ・メキシカン |
ドジってばかりの運びやジェリー(ブラッド・ピット)は、メキシコにある伝説の拳銃を持ってくるように依頼される。その仕事に恋人(ジュリア・ロバーツ)も巻き込まれ、あらゆる危機に直面しながら、同時にその拳銃の真相が明らかになってくる。
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この映画はブラッド・ピットとジュリア・ロバーツの共演ということで話題になった作品である。内容的には、スピーディーな展開と、ある意味コメディタッチの映像で、観衆に爽快感を与えるものであると思うが、多少ストーリーにメリハリが足りないように感じた。
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ペイ・フォワード |
中学校に入学したトレバー(オスメント)は、社会科のシモネット先生(ケビン・スペイシー)かか1年間を通しての課題を出される。それは世界を変えること。その方法を試行錯誤して模索するトレバーに1つの案が浮かぶ。それは、1人が3人ずつ助けていくという方法だ。彼が対象に選んだ人は母アーリーン。彼女はアル中を克服しようとしていたが、まず母を助けること。そしてシモネット先生。子どもの頃に受けた虐待で、全身にやけどを負っていて、さらに心に大きな傷を持っている。彼らをくっつけることで、2人を幸せにしようと考えたのだ。始めは何でもない2人であったが、徐々に恋心が生まれてくる。一方、トレバーの考えた方法は、いつの間にかあらゆる所に広まってた。そしてトレバーの望みが叶うとき、彼には衝撃的な結末が待っていた。
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この映画のストーリー自体はなかなか面白いと思ったが、まず展開が遅すぎるのと、結末があまり良くなかった。何もあのような終わりにしなくとも、もっと別な結末があったように思う。ただオスメント君のすばらしい演技力は光っていた。それに加えてケビン・スペイシーの味のある演技。ある意味この映画は、配役を間違えたら最悪な映画になっていたかもしれない。
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JSA |
朝鮮戦争により分断された南と北。そこで両国の兵士が撃ち合う事件が勃発する。その調査を担当したソフィーは、なかなか真実が掴めずにいるが、実は越えることはできない国境を越えて、その境を見張る南朝鮮人スヒョクと北朝鮮人ギョンビルら4人は、深夜に密会を重ね深い友情が生まれていたのだ。しかしその密会が露見し、友を殺し合うことになってしまったのである。それを隠そうとするスヒョクとギョンビルであるが、事件も解決に向かった時、最後にスヒョクは悲しい選択をする。
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朝鮮半島の分断は、現在も大きな問題である。近年では、お互いに多少の歩み寄りはあるものの、やはりあと1歩のところで両者は物別れ生じている。この映画は、そんな両国の間の関係を如実に描いた作品であると思う。個人的な感情では、両国を自由に行き来したい人もいるであろうが、それができない状況。できるだけ早く、両国、そして全世界が友好関係に包まれる時代が来ることを願いたい。
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スターリングラード |
時は第二次世界大戦中。ドイツ軍がソビエトに侵攻し、スターリングラードでドイツ軍優勢のまま激しい攻防が繰り広げられた。そこに現れた一人のソビエト軍兵ヴァシリ・ザイツェフ(ジュード・ロウ)は、狙撃の名手で、次々と敵軍兵を倒していく。しかしドイツ軍も同じように狙撃の名手を送り出す。ケーニッヒ(エド・ハリス)である。それから二人の息詰まる駆け引きが続くが、最後にヴァシリの友の命をかけた行動により勝利を呼ぶ。
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この映画は終始戦闘シーンが繰り広げられていくが、激しい戦闘場面とヴァシリとケーニッヒの静かな戦いの対称が非常にうまく描かれていたと思う。ただ、トム・ハンクス主演の「プライベート・ライアン」同様、戦闘シーンばかりで多少飽きが来る映画でもあった。もちろんラブ・ストーリーも含んでいたが、それすらほとんど意味をなしていない印象を受けた。
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小説家を見つけたら |
日々バスケットの事ばかり考えているジャマールには、人には内緒にしている秘密があった。それは文章を書く才能である。しかしある時、生涯に1冊の名著を残して出版するのをやめた作家フォレスター(ショーン・コネリー)と出会い、ジャマールはフォレスターのこと、そして教えた文章は門外不出であることを約束に、彼に文章の書き方を習うことになる。始めはうち解けない二人の心が徐々に通じ合うようになり、ジャマールの文章力もぐんぐん伸び始めた矢先、ジャマールは一つの約束を破ってしう。習った文章を学校に提出してしまったのだ。それが露見し、ジャマールは退学処分になるところであったが、フォレスターが彼を救う。その後、フォレスターは旅に出、手紙以外、二度と二人が会うことはなく、最後にフォレスターから1通の手紙(遺書)がジャマールの手に届く。
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この映画の一番の見所は、やはりクライマックスであろう。作文コンクールの会場に外へ出ることを恐れていたフォレスターが現れ、そして壇上で話しを始めるシーンは感動的である。そしてそこまでに至ったジャマールとの関係。ジャマールに文章の書き方を教授しながらも、実は自分自身も生き方の術を学ぶという両者の関係は、年齢差云々を越えた清々しさがある。感動を求める人にお勧めの映画である。
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ビューティフル・マインド |
数学者を目指す大学院生ナッシュ(ラッセル・クロウ)は、自分に過剰なまでに自信を持ちながらもなかなか論文が書けず、就職先も決まらないが、ようやく推薦され研究所に行くことになる。それからある日ナッシュに秘密の依頼が来る。それは暗号の解読というスパイ的行為であった。それからナッシュは日々暗号の解読を行うが、実はそれらはすべてナッシュの幻覚であった。その後ナッシュは、治療や幻覚と戦いながら数学者として生きていき、ついにはノーベル賞の受賞にまでたどり着くのである。
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これは実話を元に制作された映画であるが、全体的には非常にリアルに作られた映画であった。緊張感のあるシーンと、一息つくシーンがうまく絡み合っていたと思うが、多少無駄な飽きの来る場面が多かった。ただ幻覚という恐怖と、ナッシュの一生をかけた苦悩・努力は、視聴者によく伝わったのではないかと思う。
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エリン・ブロコビィッチ |
離婚歴2回、3人の子持ちであるエリン(ジュリア・ロバーツ)は、就職先もなく日々金銭的な悩みを抱えていたが、ふとしたことから弁護士事務所で働くことになり、そこで事務処理をしているとある疑惑を見つける。それは大企業の排水汚染に関するものであった。最初は全く無学なエリンの言うことに誰も耳を貸さなかったが、徐々に弁護士エドや住民が動き出し、調停に持ち込んでいく。
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この映画は、実話が元になって制作されたものであるが、様々な問題が非常によく描かれていたと思う。汚染問題や仕事と家族の両立。または人間の心理など、観ている者を惹きつけるものであった。エリンの波瀾万丈な人生の苦悩と喜びを、ジュリア・ロバーツの名演技が引き立たせていた。
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パウダー |
生まれながらにして色素欠乏症であったパウダーは、その異様な姿に家族からも見放され、つねに孤独に生きてきた。しかし祖父の死をきっかけに彼は施設に預けられ、そこで学校に通うようになるが、彼の異常さはこれだけではなかった。彼のIQは測定不能なほど高く、また体全体が電解質になっているのである。また人の心の声を聞くこともできる。しかし学校においても、周りは彼を疎ましく思い、彼は故郷への思いが募ってくる。そして逃げ出した彼は最後……。
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この映画の構想・設定はなかなか面白い。また人間の心の美しさと醜さがよく描かれていたと思う。さらに主人公パウダーを演じた役者の演技も良かった。非常に微妙な、まさに人間の心模様をあらわす微笑は抜群であった。
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ザ・セル |
女性を誘拐した後異常な殺害を繰り返していた犯人が逮捕された。しかし犯人は精神分裂症であり、自分の行った行動が分からないという者であった。しかしまだ一人誘拐され発見されていない被害者がいることで、警察は犯人をある研究所へ連れて行く。そこは人間の心の中に入り込むという研究が行われていて、そこで犯人の心に入り込み被害者の行方を追おうとしたのである。そこで繰り広げられる光景は今まで見たこともないようなものであった。
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この映画の内容はかなり複雑である。さらに終始どんよりとした空気が流れており、映像的にもかなり不快なシーンが多い。ラストシーンもほっとできるようなものではなかった。率直に言えば、それほど面白く楽しめる映画ではなかった。
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セイント |
孤児院で育てられたサイモン(ヴァル・キルマー)は、大人になると優れた泥棒として裏世界で生きている。そこに一つの依頼が来る。ロシアの反政府トレティアックからあるマイクロチップを奪うこと。それに成功したサイモンだが、今度はトレティアックから低温核融合の理論をラッセル博士より奪う依頼を受ける。それを受けラッセルに近づくサイモンであるが、徐々に彼女と恋に落ちてゆく。しかしトレティアックから二人が命を狙われることになり、逆に二人で力を合わせトレテイアックを倒していく。
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この映画は、以前公開しているときに映画館で観たものを再度ビデオで観た。何度観ても良い映画であると思う。見所は、やはりサイモンの変装術が一番である。そしてストーリー的にも非常に良くできていると思う。サスペンスとラブストーリーが良く調和していて、最後まで緊張感があり、また見終わった後の安堵感が気持ちのいい映画である。それほどヒットした映画ではないが、一見の価値はあると思う。
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スリーキングス |
湾岸戦争の停戦条約が結ばれた直後のイラクで、ゲイツ(ジョージ・クルーニー)・トロイ・チーフらはイラクがクウェートとより奪った金塊の隠し場所を示した地図を入手する。そして大佐に内密で、その金塊を探しに行き見つけるが、そこでイラク兵に危害を加えられている人々を助けるため、停戦条約を無視して、イラク兵を殺してしまう。それによって逆に自分たちが追われる立場になり、トロイは捕まってしまう。しかし地元民を国境まで逃がす約束で力を借りトロイを助けることができる。そして国境まで行くがそこでアメリカ軍がやってきてしまい……。
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この映画は湾岸戦争をテーマにした、わりに身近に感じる映画であるが、内容的にはそれほど盛り上がっていくほどでもなかった。つまらないとまでは言わないが、あぁ〜なるほどね程度の印象しか残らないものであった。ユーモアはあるが、緊迫感に欠ける映画であった。
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グラディエーター |
ローマ帝国の軍の将軍マキシマス(ラッセル・クロウ)は数々の戦乱に勝利し、皇帝からも厚い信頼を受けている。そして皇帝は次の後継者にマキシマスを推すが、実の息子コモドゥスにより皇帝は暗殺され、マキシマスも捕らわれて、さらに妻と息子をコモドゥスによって失う。傷つきながらも逃げ出したマキシマスは、奴隷として助けられる。そしてグラディエーターとして一躍有名になり、ローマのコロセウムで行われる闘技大会に出場。そこで新皇帝コモドゥスと再会し、ついにコモドゥスとマキシマスの決着をつける時が来る。
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この映画は、さすがアカデミー賞などあらゆる賞を獲得しただけはある、素晴らしい内容であったと思う。映像効果も抜群であったし、音楽も絶妙であったと思う。主人公マキシマス役はラッセル・クロウにぴったりで、その内面の部分も非常にうまく演じていたと思う。スケールの大きい内容でありながら、どこも雑な部分もなく、全体的によくまとまった映画であった。
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パール・ハーバー |
時は1941年。空を飛ぶことを夢見ていたレイフとダニーはともに空軍に入隊。その時レイフは看護婦であるイヴリンと出会い恋に落ちるが、志願して英国部隊に参加し、ドイツとの戦争に行くことになる。そしてレイフは戦死。その後イヴリンはレイフの親友ダニーと恋に落ちるが、戦死したと思われたレイフが帰還。ダニーとイヴリンの仲を知り、二人の仲は険悪な状態に……。その時、日本軍による真珠湾攻撃が起き、アメリカ軍は壊滅的な打撃を受ける。そしてその報復に、レイフとダニーは出撃する。二人は昔の仲を取り戻し戦うが、ダニーは敵の手に落ち、レイフのみが生還。イヴリンはダニーの子を身ごもっていたが、その子をレイフとともに育てていく。
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この映画は、賛否両論あり、前評判のわりには不評な意見が多かったものであるが、僕にとってはなかなかよく出来た映画であったと思う。恋愛を中心に歴史的事件を描いていく手法は、一見「タイタニック」に似ているようにも思えたが、これかこれでいいのであろう。しかし悪い部分を指摘すれば、メインである真珠湾攻撃が始まるまでが長すぎるように思った。さらにあまりに日本を悪く描きすぎているようにも思った。これを観たアメリカ人は日本を嫌いになるのではないかとうい心配までしてしまう、そんな映画であった。
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ミッション・インポッシブル2 |
休暇中のイーサン・ハントに下された新たな任務は、元同僚ショーンらが盗んだ細菌兵器キメラを奪還することだった。ハントは本部の司令でショーンの元恋人で美人泥棒のナイアと接触するが、ふたりはたちまち恋に落ちてしまう。だがハントは、一味の動向を探るため、ナイアをショーンのもとへ送り込まなければならなかった。息詰まるハイテク・スパイ戦によって、ハントはキメラのありかを発見するが、ナイアの正体がショーンに見破られてしまい、彼女は自ら体にキメラを注射する。ナイアを助けられる時間は20時間。ハントはナイアを救うべく立ち上がる。
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前作が、それほど期待に応えるものではなかったので、これもどうかなと思っていたが、またもや期待を裏切る映画であった。それは良い意味であるが。トム・クルーズの良さが、「トップ・ガン」以来であろうか、最大限に引き出されたものであると思う。バイクアクションも良かったが、僕は最後の砂地でのショーンとの戦いのシーンが一番印象に残った。とにかく必見、素晴らしい映画であった。
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ミッション・インポッシブル |
この映画は、あまりに複雑な内容であったためあらすじは書けなかった。それなりにスリリングなシーンと、意外な結末でそれほど飽きのこないものである。全体的には、よくまとまったものになっているが、何か物足りなさの残る映画であった。
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8mm |
私立探偵のトム・ウェールズ(ニコラス・ケイジ)は、ある貴婦人からスナッフ・フィルム(殺人フィルム)の真相についての依頼を受ける。調べていくうちに被害者がメアリー・アン・マシューズであることが分かり、さらに調査をしていくと1つの映画製作者にたどり着く。しかし自分が私立探偵であることが相手に分かってしまい、逆に自分が命を狙われることに……。
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この映画は、1本の8mmフィルムを手がかりに犯人を追っていくというものであるが、全体的に終始暗い内容で、また盛り上がりという盛り上がりもない。つまらないとまでは言わないが、決して面白い!もう一度観たいという映画でもなかった。もう少し内容を濃くして欲しかった。
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L.A.コンフィデンシャル |
1953年のロサンゼルス。街のギャング、ミッキー・コーエンが脱税容疑で逮捕され、縄張り争いが激化していた。そうした中、ダウンタウンの「ナイト・アウル・カフェ」で、6人の男女が殺される事件が発生した。容疑者として黒人男性3人が逮捕されるが、これに疑問を持ったバド(ラッセル・クロウ)は独自に捜査を開始。またエリート刑事のエドもビンセンズ(ケビン・スペイシー)とともに黒幕を捜すべく捜査をする。そこで容疑者に上がってきたのが、上司であるダドリーであるが、これに感づいたビンセンズは殺されてしまう。そして考えの違いから仲の悪かったバドとエドが協力して犯人逮捕に向かう。
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この映画も、前回批評を書いた「ユージュアル・サスペクツ」同様、なかなか複雑な映画であった。しかし、心地よくストーリーが運んでいき、見ていて飽きは来ない。また今回もケビン・スペイシーの味のある演技も見所の一つである。さらにリン・ブラッケン役のキム・ベイシンガーの美しさも必見。ストーリーと言い、役者と言い申し分ない映画であった。
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ユージュアル・サスペクツ |
刑務所で知り合ったキートン、マクマナス、ヴァーバル、ホックニー、フェンスターの5人は、その後共同でいくつかのヤマを踏むが、そこへ1つの大きな依頼が来る。依頼主は謎の男カイザー・ソゼ。依頼内容は、ヤクの取引を阻止すること。皆はあまり乗り気ではなかったが、カイザーに対する借りがあったため、その依頼を遂行。しかしヴァーバル以外は皆生き残ることは出来なかった。警察はこの事件を捜査。謎の男カイザーが、実はキートンであると推測するが、実はその正体は意外なものであった。
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この映画は、とにかくその全く予想のつかない結末の意外性に驚く。誰もがキートンもしくはコバヤシが黒幕であろうと思って見てしまう内容だが、その予想がことごとくはずれていくところに面白みがある。またヴァーバルを演じたケビン・スペイシーがいい味を醸し出しているところも見所であろう。ちょっと複雑かつ意外性に富んだ映画を観たい人にはお勧めの映画である。
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オーシャンズ11 |
仮釈放になったオーシャン(ジョージ・クルーニー)は、次なる仕事(窃盗)を求め、仲間10人(ブラッド・ピット,マット・デイモン……)を集め、ラスベガズの巨大かつ厳重な金庫を襲うことを計画する。そこには1億6000万ドルの金があるが、オーシャンの目的は実はそれだけではない。カジノのオーナーであるベネディクトのもとにいる妻テス(ジュリア・ロバーツ)を取り戻すという計画も。そして不可能と言われている金庫破りに、様々なトリックを駆使し挑んでいく。
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この映画はまず、その豪華キャストに驚かされる。ジョージ、ブラッド、マッド、にジュリア……。これだけ集めればイヤでも注目される。そして内容は、いたって単純明快。あまりの単純さに賛否両論分かれるが、まぁ〜こんな映画があってもいいのではないかと思う。ただこれをしょぼい役者でやったら、全く注目されなかったであろう。やはり役者でもってる映画かな?それもありでしょ。展開のテンポの良さはいいが、ちょっとトリックに無理があるなと思うところもあった。
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ムーランルージュ |
時は1900年頃。作家を目指していたクリスチャン(イワン・マクレガー)は、高級娼婦の店ムーランルージュで、自分の脚本を使ってもらおうと、店の中に入る。そこで一人の娼婦サーティン(ニコール・キッドマン)と出会い一目惚れ。二人は徐々に燃え上がり、クリスチャンの脚本でショーをすることになるが、一人の公爵が邪魔に入る。それからの困難を乗り切り、ようやく二人になれるという矢先にサーテインは結核で死んでしまう。途方に暮れるクリスチャンであるが、今度は自分たち二人の物語を書くことを決心するのである。
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半分ミュージカル的なこの映画であるが、ストーリーとの相性は抜群。前半15分くらいは詰まらないなという印象があったが、途中からはのめり込んでいく映画であった。さらにニコール・キッドマンの、独特かつ魅力的な目は、今でも鮮明な印象を残している。
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初恋のきた道 |
ションズの父ルオが突然死去する。母ディは嘆き悲しみ、病院から父を担いで家に帰りたいと言う。そこからディとルオの出会いを回想する。ルオは遠い町からこの村に先生としてやってくる。初めて会った時にディは一目惚れするが、それから様々な困難が二人を待ち受け、なかなか思いを遂げることができない。そしてようやく二人は一緒になることができ、それ以来40年間ルオは村の教師として一生を捧げるのである。ディはその夫をずっと傍らで支え続ける。その姿に感じいった息子ションズは、生前父の夢、ションズが教壇に立つことを、最後に行うのである。
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この映画の舞台は中国のとある村での出来事であるが、まずモノクロ映像とカラーの使い分けは非常に効果的に働いていることに感心した。また内容も単純ではありながら、非常な重みをもって伝わってくるところも良い。全体的に、非常に静かな雰囲気の中、その内容の深みは素晴らしいものがあった。
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プルーフ・オブ・ライフ |
テロリストによる誘拐の交渉を専門職とするソーン(ラッセル・クロウ)は、南米コロンビアで起きた石油会社に勤務している技師の誘拐事件を担当する。ソーンは被害者の妻アリス(メグ・ライアン)と二人三脚でテロリストと交渉するが難航。技師は4ヶ月近くも拘束され心身共に疲れ果ててしまう。そして交渉の決裂から、ソーンは仲間数人と策を巡らし強行奪還を決行する。それが見事成功し、技師は無事に生還することができる。
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この映画は、ラッセル・クロウの渋さが十分に出ている作品である。交渉のシーンではサスペンス的な構成になっているが、最後の奪還のシーンでは見事なアクションを完成させている。その二つの要素をしっかりと演じきっているところに俳優の素晴らしさがあらわれていると言えよう。特にこの映画では、メグ・ライアンを使わなくても良い映画に仕上がったのではないだろうか。
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千と千尋の神隠し |
引っ越しで新しい土地に来た千尋は、ふと廃墟となったテーマパークの跡地に親子三人で迷い込む。しかしそこは単なる廃墟ではなかった。実はそこは人間界ではなく、八百万の神々が集まる場所であった。千尋はそこを支配するユバーバに捕らえられ、人間界に戻るために労働を余儀なくされる。そこでハクという少年に出会い、彼の助けを借りながらこの異世界で生活していくことで、徐々にまわりの者とも心が通じ合い、あらゆる困難を乗り越えてようやく人間界に戻ることができるのである。
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さすが宮崎映画と言える作品であろう。「ナウシカ」「ラピュタ」「もののけ」そしてこの映画と一貫した「自然と人間」というテーマが、非常に僕の心を打つものであった。人間が人間であることに対する驕りが如実にあらわれていて、大変考えさせられる映画であった。さらに彼の映画のいいところは、奥深い意味を考えることのできない小さな子供たちも楽しめるところであろう。とにかく対象年齢が幅広い。というか全年齢が対象になるのであろう。これは必見の映画である。
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ナインス・ゲート |
作家トルキアが書き残した書『ナインス・ゲート(九つの門)』は、世の中にたったの三冊しかない希少本。その一冊を所有しているバルカンは、他の二冊を手に入れようと古書本を集める専門家であるコルソ(ジョニー・デップ)にそれを依頼する。コルソは当初、あまり乗り気ではなかったが、莫大な報酬に心動かされ承諾する。しかし、その書を調べていくと周りの人間が次々と殺されたり、自分も狙われたりと妙な事件が頻繁に起こっていく。それから新たな事実が。この書の中には、版画が含まれているのだが。その版画が一冊につき3枚づつ合計9枚に微妙に異なった部分があると。そしてバルカンはこの版画を集めていたのだ。9枚の版画を集めると神の力が宿り、鋼の肉体を手に入れることができという。それを手に入れたバルカンであったが、1枚だけ偽物が混ざっていたことに気づかずあえなく世を去る。そしてコルソはバルカンの持っていた8枚の版画と最後の1枚を手に入れ、彼もまたその魔力に入り込んでいく。
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この映画は、サスペンス映画であるが、内容が複雑で、さらにそれほどの山場もないまま進んでいく単調な映画であった。さらに結末も、良く理解のできないもので、大方のストーリーは理解できても肝心な結末が全く分からないものであった。う〜ん、それほどおもしろくはないものであった。
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戦火の勇気 |
舞台は湾岸戦争。陸軍指揮官として戦場入りしたセーリング(デンゼル・ワシントン)は、激しい戦渦で味方の戦車を敵の者と誤認し砲弾を向けてしまう。しかしそれは故意のものではないと認められたが自身にはわだかまりが濃く残る。そんな時、湾岸戦争で活躍した人に贈られる名誉勲章の候補に、救援隊として参戦していたが戦死してしまった女性ウォールデン(メグ・ライアン)が選ばれた。しかし初の女性の受賞者ということもあって調査が必要になり、その調査員にセーリングが指名された。そして彼は詳しく調査していくのだが、どうも証言してくれる人々の話に矛盾が多すぎることに疑問を感じていく。What is truth?いったい何が真実なのか?なにゆえ皆は真実を隠すのか?そして明らかになる真実とは衝撃的なものであった。戦場という異常な空間で味方同士の摩擦が起こったのだ。そして彼は膨大な報告書をまとめウォールデンは勲章を受章し、セーリンングは自分の罪を謝罪することでずっと心に残っていた罪悪感から解き放たれるのである。
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この映画は、湾岸戦争という僕が生まれてから起きたもっと大きな戦争を題材にし、そこで起きた味方同士の摩擦を衝撃的な形で示してくれる作品であった。やはりデンゼル・ワシントンの演技は素晴らしいなと思ったが、内容的には、ある意味単調さを感じてしまった。意外性を感じながらも単調さを感じるというちょっと不思議な映画であった。あと脇役ながらマッド・デイモンが出演していたことには驚いた。はっきり言って良い役ではなかった。
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マーシャル・ロー |
アメリカ・ニューヨークでアラブ系によるテロ活動が頻発。彼らの要求はアラブ人族長シークの釈放であった。その捜査にあたったFBI捜査官ハバード(デンゼル・ワシントン)は、アラブ人と交流をもっているCIA捜査官エリス・クラフトと出会い、当初は二人の意見に摩擦がありながらも、徐々に協力的になっていきともにテロの煽動者を探していく。そしてついに衝撃的な事実が発覚。シーク族長は米陸軍将軍デヴロー(ブルース・ウィルス)によって不当に拉致されたのであった。それに気づいたハバードは煽動者であったサミールを倒し、将軍デヴローを逮捕する。しかし、これで事件は解決したのだが、エリスはサミールの手に落ちこの世を去るという悲しみも残っていく。
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この映画は、激しいテロ活動と戦っていくアクションストーリーという一面を持ちながら、様々な人間関係・人間模様を鋭く描いていくサスペンスストーリーという両面を備えた非常に見応えのある映画であった。また映像効果も抜群で、どんどん映画の中に引き込まれていく。さらに個人的に好きからかもしれないが、デンゼル・ワシントンの演技も非常にすばらしかった。
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60セカンズ |
車泥棒のキップは仕事を失敗しボスのカリートリーに命を狙われることになり、兄でありもう引退しているが昔は伝説の車泥棒と言われたメンフィス(ニコラス・ケイジ)が弟を救うために立ち上がる。カリートリーからの条件は、二日で50台の指定した高級車を盗むこと。メンフィスは昔の仲間を呼び寄せ手伝ってもらうことにするが、キャッスルベック刑事がそれに気づき動き出す。そんな中綿密な計画を立て、次々に盗み出し、いよいよ最後の1台に。その車はメンフィスと昔から相性の悪いシェルビーマスタンク=エレノアだ。しかしエレノアに乗り込むとすぐキャッスルベック刑事があらわれ、壮絶なカーバトルになり、ようやく振り切るがカリートリーとの約束の時間には数分間に合わずメンフィスが命を狙われる。そこにキャッスルベック刑事が遅れてやって来るが、逆にキャッスルベック刑事がカリートリーに捕まり、危機的状況に……。しかしメンフィスがそれを救い、カリートリーは高所より突き落とされ死に、キャッスルベック刑事は命を助けてもらったことでメンフィスの一件を見逃し、メンフィスたちはようやく危機を乗り越える。
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この映画の見所は非常に多い。まずレアものの車がたくさん出てくるというのもあるし、またカーバトルもコンピューターグラフィックを駆使しただけあって非常に面白い。ストーリーは単純だがそれを気にさせない出来映えである。さらに多くのシーンでスタントを使わず役者自身がやっていることもあってより一層迫力が増しているというのもある。久しぶりに話題作で自分にヒットした映画であった。
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英雄の条件 |
海兵隊としてベトナム戦争に参戦したホッジス(トミーリージョーンズ)は、相手の奇襲攻撃に遭い、命を落とす寸前のところで仲間のチルダース(サムエル・ジャクソン)に助けられる。その後、ホッジスは海兵隊から離れ法学を学んで軍の弁護士になるが、たいした実績もなく優秀な弁護士とは言えなかった。それに対してチルダースはその後も海兵隊として活躍していた。そんなある時、中東のイェメンでアメリカ大使館に対する大規模なデモ活動が勃発。それを沈めるため、海兵隊が出動することになり、チルダースはその指揮官に任命される。いざ現場に行くと、そこは戦場と同じような状況で民衆からの発砲が激しく起きていた。そこでチルダースは民衆に向けての一斉射撃を命令。80数名の死者を出す悲惨な結末になってしまった。その後この決断が問題となり、チルダースは軍法裁判にかけられることになってしまう。そこでホッジスに弁護を頼み、ホッジスは悩んだ結果、ベトナムでの恩もあり引き受けることになる。しかし状況は厳しく、さらにチルダースに罪を着せなければ国の責任を問われることもあって、公安委員会の補佐官ソーカルは現場のビデオを隠蔽し、民衆からの発砲はなかったことにし、チルダースを殺人罪にしようとした。ホッジスは必死に弁護を行うが状況は厳しいまま最後の弁論に……。そこで陪審員に対し熱のこもった弁論を述べ、次の日ついに判決が。結果は無罪。チルダースの決断は正しかったと証明される。
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この映画は、はっきり言っていい映画だった。ストーリーも予想通りの結果であるにもかかわらず、飽きのこないものであった。さらに映像も、非常にリアリティがあって抜群であった。特に戦闘の場面の映像は「プライベート・ライアン」に匹敵する程のものであった。また裁判で時々見せるホッジスのユーモアある言動も間がとてもうまかった。とにかく一見の価値ありってところだろう。
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ファイト・クラブ |
不眠症に悩むある男は、日常生活にも不満を抱きつつ毎日を過ごしていたが、ある時タイラー(ブラッド・ピット)という男性に出会う。そして自宅が突然爆発しなくなってしまったことでタイラーとともに生活することになった。そこでの新鮮な生活はいつしか彼を変えていき、タイラーと二人で同じように日常に不満を抱いている人たちを集め、本意で殴り合うというクラブ、ファイトクラブを作る。しかしいつの間にかこのクラブは方向性を変えていき、破戒行為を行う軍隊的なものになっていった。それに疑問を抱いた彼はタイラーとメンバーにやめるように説得するが、そこで彼が知ったタイラーの正体とは驚くべきものであった。そして待ち受ける衝撃的な結末……。
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この映画はブラッド・ピット主演ということで話題を集めたものであるが、僕が想像していた映画とは全く違うものであった。非常に衝撃的な内容に驚いたという印象が強い。しかしながら設定に対する内容が少し矛盾が大きいというか無理がありすぎるという印象も受けた。全体的に見て、意外性が強かったという以外、特には印象に残らないものであったと思う。
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6デイズ7ナイツ |
南国のパラダイス、マカテア島に旅立ったモンロー(アン・ヘッシュ)とマーティンは、ここで二人の時間を楽しんでいたが、モンローに突然の仕事が入りタヒチへ飛ばなくてはならなくなった。そこでクイン(ハリソン・フォード)に頼みタヒチまで飛行機を飛ばしてもらうことに。しかし突然の悪天候で、見知らぬ無人島にクインとモンローは不時着してしまう。動揺する二人はあらゆる脱出を試みるうちに、初めは気の合わなかった二人に徐々に恋心が芽生えていく。しかしこの無人島で海賊の悪行を目撃してしまい、二人は命を狙われることになるが、なんとか切り抜け無人島から脱出。モンローはマーティンとともにアメリカに帰るはずであったが、すべてを捨てクインのもとに残ることになる。
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この映画ははっきり言ってしまえば、それほどの盛り上がりもなく面白い映画というものではなかった。ストーリー展開が単純で、全くひねりもなく予想通りに話が進んでしまうものであった。ただ、時折はいる笑い(ギャグ)の部分が唯一楽しめたというものであろうか。特に勧めはしない映画であった。
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インサイダー |
巨大タバコ産業B&Wのニコチン中毒に関する疑惑を暴くためにCBSに所属する一人のジャーナリストが立ち上がった。名前はバーグマン。彼は、B&Wの元幹部で突然解雇されたワイガンドとの接触に成功する。そして社の内部に関する情報の証言を求めるが、解雇条件の中に守秘義務があり、ワイガンドは証言を拒否。それからバーグマンのねばり強い懇願についに証言することを承諾するが、B&W社はあらゆる法的手段を用いてこれを拒もうとする。これにCBS社も屈し、放送を断念せざるをえなくなるが、バーグマン一人はこれに納得せず、こちちらもあらゆる手段で応戦する。そしてついに放送にこぎつけることができるのである。放送することによる代償は大きいが、彼は打ち勝ったのである。
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この映画は事実に基づいて作成とあって、非常にリアリティにある映画だったと思う。ジャーナリストとしてもあり方、そして一人の父親としてのあり方が存分に表現されていたのではないだろうか。また法律という絶対的な権力との駆け引きもなかなか見物であった。
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スピード |
金銭目的でビルを占拠するという事件が勃発。その事件を何とか解決したジャック(キアヌ・リーブス)は、犯人から恨みを買い、今度は路線バスに爆弾を仕掛けるという事件に……。バズの時速が50マイル以下になると爆発するという過酷な状況下で運転手が負傷したためバスの運転はたまたまそのバスに乗り合わせていた女性アニー(サンドラ・ブロック)が……。50マイル以下にならないように様々な至難を乗り越えついに脱出に成功。しかし、犯人はいまだ逮捕されておらず、今度はアニーが人質にとられ地下鉄に乗り込む。そこでジャックと死闘の末についに犯人を撃破。ジャックとアニーは無事に生還。事件はようやく解決する。
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この映画は、その名の通り非常にスピード感のある映画で、さらに音楽がそれに拍車をかける、すべてが一体化した映画であると思う。またこの映画は「スピード2」も世に送り出されたが、僕ははじめの方が断然良い出来であったと思う。いずれにしてもアクションと犯人との微妙な心理の駆け引きを描いた単純でありながらも見応えのある映画であったと思う。
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ハンニバル |
「羊たちの沈黙」から10年。ついにあおの凶悪殺人鬼ハンニバル・レクターが戻ってきた。当時レクターの担当をしていたクラレスは、今ではFBI捜査官になっていたが、ある事件の失敗からレクターの捜査をすることになる。そんな時、もう一人の捜査官がレクターの捜査に乗り出していた。彼は、レクターに300万ドルの懸賞金がかかっていることに目を付けはじめたのだ。そしてその懸賞金をかけたのは、10年前にレクターの犠牲者になった唯一の生存者であった。しかしレクターの恐ろしさは10年たっても衰えず、捜査官と懸賞金をかけた生存者を次々にこの世から消してしまう。さらに10年前と同じようにクラレスが捕らえる寸前のところでレクターは姿を消し去っていくのである。
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この作品は、「羊たちの沈黙」の続編ということで非常に楽しみにしていたのだが、やはり予想通り内容は難しいものであった。けれどもその難しさがつまらないというものではなく、何か引きつける魅力のあるものであった。さらに音・映像の効果なども抜群でとても楽しめるものであったと思う。ただ、R15指定がつくだけあって、相当衝撃的な映像があるので、食前食後に観ることはあまりおすすめしない。食間にどうぞ。
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タッチ〜風のゆくえ〜 |
甲子園出場後、大学へ進学した達也は、しばらく野球をやめていたが、突如アメリカで野球をすることを決意する。理由は和也を誰も知らないところで野球をし、自分の野球を発見するために。入団した球団はマイナーリーグでも弱小のエメラルズ。一方南も、達也とちゃんと向き合える自分を捜すために、日本に残ってカメラマンの助手をしている。達也は、このエメラルズで見事なピッチングを続け、なんと45年ぶりの優勝まであと一歩というところまでチームを引っ張っていく。そして優勝決定戦、達也は前日の完投でマウンドにはいないが、1点差で勝ち越して9回の敵の攻撃がはじまる。その時、南はまさにその球場の観客席で、カメラを向けていた。ツーアウトランナー2,3塁。絶体絶命の場面、ついに達也がマウンドへ。バッターは3冠王のブライアン。今まで和也と同じストレート勝負であった達也が、最後に投げた玉はフォークボール。見事な優勝劇であった。それと同時に達也は自分の野球を発見することができたのだ。試合終了後、観客席に南がいることを知った達也は、久しぶりの再会とともに、南は自分も自分を発見することを達也に約束する。二人が向き合える日々も、もう間近なのだろう……。
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「タッチ」というマンガは、僕が小学生の頃に一世を風靡した青春マンガであるが、その続編とあって非常に楽しみにしていた。そしてその期待を裏切らない清々しさのあるものであったと思う。達也の心の模様が、昔と変わらない姿で描けていたのではないだろうか。達也が最後に投げたフォークボールは、そんな達也の心を如実に表現したものであった。そして、そこで写した南のフィルムには、達也の変貌がきっと美しく写し出されていたであろう。「タッチ」の続編には、賛否両論あるようだが、僕は非常に良く仕上がったものだと思う。
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ワイルドシングズ |
学校の教師であるロンバートは、非常にルックスが良く、女生徒から人気の的であった。そんな彼を豪家の娘であるケリーは誘惑するが失敗。それに逆上し、強姦されたと偽ることでロンバートを告発。彼は町の弁護士を雇うことで裁判に臨むが、ケリーは偽証を決定的にするためにスージーをいう同じ大学の女性を使う。しかし、スージーは証言に失敗し、裁判はロンバルトが勝利し、晴れて身の潔白が証明され、さらに豪家であるケリーの家から大金を手に入れる。しかし、この事件には裏があった。はじめからロンバルトは、ケリーそしてスージーと手を組むことで、大金を手に入れるための計画であったのだ。それを薄々感じて捜査をはじめたデュケ刑事は、ロンバルト、ケリーによってスージーが殺されると予感。その通りにスージーは2人に殺されるが、さらにロンバルトは金を独り占めするためにケリーをもはめて殺してしまう。ところが意外なことにケリーの死は、ロンバルトの単独犯罪ではなかった。なんと刑事であるデュケといつの間にか手を組んでいたのだ。そして彼ら2人は大金を手に入れてクルージングに行き全ては終わったかに見えた。ところがここで、ロンバルトは仲間であるデュケをも殺そうするが、なかなか殺せないでいると、船の中から1人の女性が……。とっくに死んだはずのスージーが実は生きていて、彼女がデュケを死に……。そうはじめからロンバルトとスージーはこういう結末を計画していたのだ。そして2人で祝いの乾杯。その時突然ロンバルトが胸に手を。なんとスージーは彼の酒に毒を入れていたのだ。衝撃的な結末。結局大金はスージーのものに。そして最後に分かる事実。そうあの町の弁護士は、スージーの計画をはじめから知っていたのだ……。
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ケビン・ベーコン主演のこの映画は、事件の展開の早さ、そしてその意外性という面で非常に面白い映画であったと思う。はじめは騙された教師が裁判で勝利をおさめるだけのものであるのかと思ったら、実はその裏にある陰謀。その予想の出来ない展開が、非常に複雑で凝っていたと思う。さらに出演している女優もけっこう美しかった(特に僕はスージーが好きです)。結末についても、ハッピーエンドとは言えない終わり方も、「なんだよこの終わりは……」、というものではないところが良かった。とにかく一度観てみては?
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アイズ・ワイド・シャット |
妻と娘の3人で暮らしている医師ビル(トム・クルーズ)は、ある夜パーティーに招かれ妻と二人で参加する。そこで医学部時代の友人で、現在はピアノを演奏しているニックに出会ったり、麻薬のために瀕死の状態にあった女性を救ったりなど、様々な事件が起こる。このパーティーが今後起こる全てのことの発端であることをビルはまだ知らない。次の日ビルは、ニックが演奏しているというカフェを訪れ、ニックと再会。そこでビルは、ニックが演奏している別の場所に非常に興味を持ち、自分も連れて行くように頼むが、ニックは拒否。なぜならあまりにも謎に包まれた場所で危険であるからだと……。それでもビルは引かず、無理にも行こうとする。しかし、そこは普通では入れない。仮装・仮面そしてパスワードが必要とのこと。ビルはニックからパスワードを聞き出し、仮装・仮面の格好でその謎の場所へ。そこでは、なんとも信じられない光景が。大勢の男女が入り乱れる、つまり乱交が行われていたのだ。その光景を目の当たりにしたビルは、本来招かれざる客であることが発覚し、仮面を付けているはずのビルはその正体を明かさなければならないことに。そこのボスの目の前で仮面をはずしたビルは、服を脱げと言われるが、寸前のところである女性がビルを救ってくれ、その場を切り抜ける。次の日ビルは、ニックのもとを訪れるが彼はすでにいなくなっていた。さらに新聞で、ミスコンの元女王が麻薬に倒れる記事を発見。彼女の病院を訪れると、なんとパーティの夜にビルの救った女性であった。そして彼女はすでに死んでいた。それからビルは、そのパーティーの主人であった男性(ビルの患者の一人)に呼び出され、あの忌まわしい夜の集まりに自分もいたことを言われ、ビルは動揺を隠せない。さらにビルを救ってくれた女性が、先ほど死んだ女性であったことも告げられる。それからビルは帰宅するが、そこで彼は妻に全てのことを告白する。妻は何とも言えない感情を抱くが、それでも彼とやっていくことを選ぶ。ここで物語は終わりを告げる。一体あの夜の集まりは何であったのか……。全ては謎につつまれたままに。
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これは「R−18」指定のついた映画であっただけに、やはりエロティックなシーンが非常に多かった。そして内容的には、男女の欲望と抑制が葛藤する心理サスペンスといったところだと思うが、まず、主題が一体何なのかが分からない。最終的に謎は謎のままという、これは監督の一つの手法であると思うが、そこからが何も伝わってこないという印象を受けた。さらに、一つ一つの映像が、あまりにスローペースで、メリハリのない場面場面に途中は飽きてしまった。はっきり言って、話題ほど興味を引く映画ではなかった気がする。
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THE END OF EVANGELION |
この映画は、以前流行した漫画、エヴァンゲリオンの結末を上映したものであるが、あらすじを書くことができないほど分からない映画であった。もう観た人もいると思うが、これから観るという人に一言。これで、エヴァの結末が分かると思ったら大間違い。ますます分からなくなるであろう。はっきり言ってあんまり面白くなかった・・・。
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グリーンマイル |
死刑判決が下った者たちを収容するE棟の看守ポール(トム・ハンクス)は、様々な死刑囚を見てきたが、そこに新たに死刑囚がやって見た。名前はジョン。彼の罪は幼い二人の少女を殺したというものである。しかし彼には、今まで見た死刑囚とは違うところがあった。それは奇跡を起こす力を持っているところだ。ジョンはその力を使って、刑務所の中で多くの奇跡を起こす。それに惹かれたポールは、ジョンの力とやさしさ、気の弱さを目の当たりにして、彼の犯罪に疑いを持ちはじめる。そしてついに、ジョンの奇跡の力で、二人の少女が殺された事件の真相が明らかに。その犯人はジョンではなかったのだ。しかし、時はすでに遅し。今更判決を覆すことなどできない。結局ジョンは死刑台に散ってしまうのだ。
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最近、話題作と言われるもので不発なものが多かった中で、この映画は久しぶりにヒットであった。というよりも素晴らしかった。特にポールとジョンのやりとりは感動ものである。また、悪徳警官パーシーをめぐる珍騒動も面白い。ただ感動を呼ぶだけでなく、笑いもあるところが良い。さらに、ジョンの起こす奇跡はSFチックな映像であるが、それすらリアルに感じる。ほとんど文句のつけようのない映画であった。是非観ることをお勧めする。
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コレクター |
ワシントンD.Cの警察官クロスの姪(ナオミ)が謎の失踪をする。しかし、それは失踪でなく誘拐であった。犯人(カサノヴァ)は、変質レイプ魔。何人もの女性を誘拐しては、山奥の地下に監禁しているのだ。その中の1人がナオミであった。また同じく、その中にはケイトという医師もいた。しかしケイトは、必死の思いでその地下から脱出することができた。そしてクロス刑事は、ケイトから情報を得て二人で力を合わせて捜査を開始する。そこで1人の教授が容疑者としてあがってきた。そして尾行を続けるとどんぴしゃり!予想通りであった。しかし、ここは犯人の方が一枚上手で、逃げられてしまう。そこで犯人の家宅捜査をすると、なんと犯人は単独ではないことが・・・。また1から捜査を練り直し、ケイトの記憶からついに監禁していた場所を発見する。クロスは一気に中に踏み込み、教授を逮捕し、監禁されていたナオミたちを救うことができた。しかし、本命であるカサノヴァを逃してしまう。真犯人が分からずに・・・。そんな時、ついにある筆跡からカサノヴァの正体が明らかに。それはなんと共に捜査をしていた刑事であった。それゆえ、全て行動はお見通しだったのだ。そして今、その犯人のいる場所はケイトの警備にあたっているのだ。この危機的状況で、クロスは車を飛ばしてケイトのもとに。寸前のところで、ついにカサノヴァを始末することができ、ようやく事件は解決するのだ。
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この映画の主人公クロス刑事役の俳優は、「セブン」のブラット・ピットの相方刑事であったモーガンという人であるが、それは全く関係ないと思うが、非常に「セブン」に似ている映画であると思った。犯罪の内容などが同じではないが、なんとなく似ている印象があった。そういう見方をしてしまうと、僕の中では「セブン」があまりにも良い映画であったので、それに比べるとちょっと劣るものであると思う。しかし、ケイトが犯人から逃げる場面や最後のシーンなどはとても緊迫感があり、その点は良かったと思う。全体を通して採点すると60点くらいであろう。
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ラウンダーズ |
法科大学に通うマイク(マッド・デーモン)は、ポーカーで授業などを稼ぐギャンブラー。彼は毎晩のようにポーカーをしに町にくり出す。そんなある日その道では有名なKGBという組織に勝負を挑み3万ドルの全財産をなくしてしまう。そこでマイクは二度とポーカーをしないことを決意する。しかし、友人であるワースが刑務所から出所することによって、再びポーカーに足を染めてしまう。そして、それに呆れた一緒に暮らしていた彼女が出ていってしまう。しかし、マイクにはポーカーをしなければならない理由が・・・。それは、ワースの持っていた借金の保証人になってしまったからだ。それから二人であらゆるところで勝負をするが、マイクとワースには決定的な違いが。ワースはイカサマで勝つ人間なのだ。そのせいで、ある時二人は警官を勝負し、イカサマがばれ、持ち金のほとんどを失ってしまう。そこでマイクはワースを別れ、一人で最後の勝負に。相手は以前やられたKGB・・・。元金は1万ドル。最後の全額を賭けた勝負の結果は、ストレート。勝ったのだ。1万ドルが6万ドルになり、全ての借金を返済したマイクは大学をやめ、ポーカーのプロになるためにラスベガスへ旅立って行く。
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この映画は、ロスに旅行に行った時、飛行機の中で観たのだが、途中で故障のため中断されてしまったものだ。だから必ず観てやろうと思ってついに借りて観た。僕自身、一時(?)ギャンブルにはまっていたので、あのスリリングな瞬間が、映画からも非常に良く感じられた。特にあの最後のKGBとの勝負は呼吸することも忘れてしまいそうな程緊張感がある。ただ、ポーカーの勝負ばかりが場面としてあり、恋愛も一部からんでいたのに、それがほとんど生かされていなかったのが残念。もう少し恋愛についても触れていた方が良かった。しかし、この映画は僕の中ではお勧めの部類に入る。
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交渉人 |
人質事件が起きたときに、犯人と話をする交渉人ローランは、警官の横領事件のネタを掴んだ相棒ネイサンが殺された現場にいたためにその犯人に仕立て上げられてしまう。実際は、ネイサンからその話を聞くために逢う約束をしていて、現場に行っただけなのに。つまりハメられたのだ。さらに横領事件の犯人にもされてしまい、状況はローランの不利な方に進むばかり・・・。彼を信じる者は妻だけだ。そこで彼は、何を思ったのか、横領をしていたと思われる上司たちを人質にビルに立てこもってしまう。そこで、ローランを話をする公証人セイビアンがあらわれ、彼と交渉するが、そこはお互い公証人同士、話はなかなか捗らない。しかし徐々に真相が明らかになるにつれて、セイビアンも彼を信じ、彼の無実を証明するために協力をする。そしてついに真犯人が。それはなんと信じていた上司であった。これで、ローランは無実を証明することができたのだ。
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この映画のことは全く知らなく、Kさんに勧められて観たのだが、予想外に面白い映画であった。交渉人同士の駆け引きがとにかく緊迫感あふれている。また管轄の異なる警察の意見の不一致から起こる様々な人間模様も見所。一見アクションであるようだが、実際は心理サスペンス映画といったところだろう。とにかく観てもらった方が早い!
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アルマゲドン |
地球に小惑星が接近し、それが衝突すると地球が絶滅するという危機に直面する。その危機を打開する方法はスペースシャトルで小惑星に乗り移り、核弾頭を中に埋めて爆破するしかない。そこでそのメンバーに選ばれたのが、代々採掘一家であるハリー(ブルース・ウィルス)とその部下たちである。もちろん彼らは宇宙に関して素人である。しかし時間がない。そこで即席の訓練を受け、シャトル2機で小惑星をめざす。。その部下の中にはハリーの娘グレースの彼であるA.Jもいた。彼らの中をハリーは認めていないが、地球の危機を救うという大きな任務を遂行するうちに徐々に二人の中もうち解け、信頼が生まれてくる。しかしながら、小惑星に着く前にA.Jの乗ったシャトルが隕石にぶつかり墜落。そこで、ハリーたちだけが任務を遂行しなければならなくなる。そこで、穴を掘る作業に移ったが、未知の鉱物により機械が破損、さらに地割れが起き機械は吹っ飛んでしまう。途方に暮れるハリーたちのもとになんとA.Jが奇跡的にも生還する。さらに、採掘の機械も手に入る。そしてついに目的の穴を掘るが、今度は核弾頭のリモートコントロールが効かなくなってしまう。そこで、誰かがこの惑星に残ってスイッチを入れなければならず、それをクジで決定する。選ばれたのはA.J・・・。最後の見送りをハリーが・・・。しかし、ここでハリーはA.Jをシャトルにもどし自ら惑星に残ることにする。娘の幸せを託して・・・。そして、シャトルは出発。ハリーはスイッチを入れて地球は救われ、ハリーは宇宙に消えてゆく。
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話題だった「アルマゲドン」をついに見た。いい映画だったと思う。地球の危機を救うという内容に加え、ハリーとグレースの親子関係においても非常に感動した。特に最後のハリーとグレースの交信する場面は涙なくしては見られない。特撮もここまで進歩したのかと感心した。しかし、あまりに多くの危機が訪れ、そしてそれをことごとく回避していくところは多少無理を感じた。あまりにうまくいきすぎるという感情を持った。とくにタイマーが0に近づいていくところをギリギリ止めるというありがちな場面を2度も使っているのにはちょっと興ざめだった。予想できでしまう・・・。最後にハリーが惑星に残ることに関しても、確かに感動したが、わざと涙を誘う感じを受ける。良い映画だとは思ったが、話題ほどではないと思う。まぁ〜これは僕の感想だけどね・・・。
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シックス・センス |
人間には五感というものがあるが、この映画の主人公である少年には、第六感がある。それは、死者が見えるというものだ。その為に、少年は毎日を恐怖の中で生活し、誰かに助けを求めていた。しかしそれは、少年を内向的に導いていくことになる。そこであらわれた医師(ブルース・ウィスル)は、少年を助けようと必死に少年の心に迫っていくがなかなかうまくゆかない。実際少年は、この医師に自分の秘密を打ち明けていなかった。医師は、少年の考えが理解できずにいるが、ついに少年は自分の秘密を医師に打ち明ける。心を開いていったのだ。それを知った医師は、あらゆる方法で少年を助けようと試み、ついにその解決方法を見つけだす。それは、死者の助けに耳を傾けるというものだった。少年は、その解決方法の実行に対し、恐怖におののくが、自分の生活の安定を願い必死に挑戦する。その結果、ついに少年の恐怖は取り除かれることになる。しかし、少年の治療の終了とともに二人は別れることになるが、その別れに対して、衝撃的な結末が待っていた。 |
久しぶりに映画館へ観に行ったが、この映画は当たりである。ストーリー的には非常に難しいものがあったが、第一に内容・演出がとても凝っている。その細かい配慮に驚く。また、アクションの役柄が多いブルース・ウィスルが、今回は医師という役で、これもまた新鮮であった。さらに、ここでは記さないが最後の衝撃的な結末は、全く予想できない程驚かせるものであった。とにかく、これは一度観る価値のあるものである。 |
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ディープ・インパクト |
ある青年が偶然発見した彗星が、実は地球に向かっていることが分かり大パニックに。政府は
あらゆる手段でこれをくい止めようとするが、失敗。彗星は大小二つに分かれ地球へ。もしこれが地球に
衝突すれば、おそらく壊滅状態になる。しかしなすすべなく小さい方の彗星が海へ衝突。すると一気に
数百メートルという大波が起こり、アメリカ本土を飲み込むが、大きい彗星の方が衝突しなければ、地球は
助かる。その衝突寸前で、宇宙船に乗り込んだ船員たちが、自分たちの命と引き替えに彗星に体当たりを。
彗星はこなごなに散り、衝突を避けることができた。地球は助かったのだ。 |
この映画は、放映中から非常に話題のあったものだったので、僕も
楽しみにしていた。しかし、正直なところを言うと、あまり期待通りとはいかなかった。迫力のある
シーンはテレビなどで宣伝に用いられた部分だけで、あとはそれほど迫力もなく、内容的にもそれまで
何本も類似した映画はあったので、それほど真新しい感じもしなかった。ただ、実際にいつ地球にこの
ようなことが起こるかわからないということは痛感した。 |
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レインメーカー |
若くして弁護士になったルーディーは、はじめ悪名高い事務所に就職したが、その後独立。そして
3件の事件を受け持ったが、その中でも一番大変なのは保険金未支払いの訴訟である。白血病に犯された
ために保険金の請求をしたが、支払われずに裁判を起こしたが、決着をみる前に青年は死んでしまう。
ルーディーは、四苦八苦しながらようやく勝訴に・・・。しかし、なんとも後味の悪いものであった。 |
原告と弁護士の間で繰り広げられる、様々な人間模様が非常にみどころ
であると思った。原告が、どうしても裁判に勝ちたいという悲痛な思いと、弁護士、そして被告側との
かけひきにとても緊迫感があり、なかなか面白い映画であった。 |
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ジャッカル |
ロシアの犯罪組織に雇われたジャッカル(ブルース・ウィルス)は、常に完璧な仕事ををする
プロの殺し屋である。彼がFBIの長官を狙っていることから、FBIはIRAのメンバーで、獄中にいる
デクラン(リチャード・ギア)に協力を要請する。たんたんと計画を進行していくジャッカルに対して、
FBI捜査官とデクランは徐々に信頼関係を築きながら、ジャッカル打倒に燃える。そしてついに大統領
夫人を狙っていることを知った二人は、ジャッカルを追いつめていくが失敗。逆にデクランがジャッカルに
狙われることに・・・。しかし危機一髪にところでデクランがひそかに連絡を取っていたIRAの仲間に
助けられジャッカルを射殺。ついに事件は幕を閉じる。 |
この映画は、去年5月頃上映されたが、ブルース・ウィルスとリチャード・ギア
の共演とあって非常に注目していた。そして内容も、僕の期待通りであった。特に悪役に成りきったブルース
・ウィルスはみごとであった。クライマックスは、はじめ信頼関係のなかったデクランとFBI捜査官が、
互いに認め合い、本来ならまた刑務所に戻らなければならないデクランを逃がす場面は感動に値する。
僕が最近見たアクション映画の中では一押しである。 |
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天空の城ラピュタ |
空から突然降ってきた少女(シータ)を、パズーが発見するのだが、実はシータは天空の王国
ラピュタの王女であるのだ。シータ自身にラピュタの王女である自覚はないが、ラピュタにある財宝を
狙う海賊(ドーラ)たちと、ラピュタを奪い世界征服を企むムスカによってその身が狙われる。それを
パズーを一緒に逃げるのだが、途中でドーラたちとは仲間になり、ムスカの野望をくい止めるべく、
天空の城ラピュタへ向かう。そしてついに竜の巣と言われる低気圧の真ん中にラピュタを発見し上陸。
過去の機械文明の進歩とは裏腹に、今では寂れた所だった。そこへムスカも上陸。ついにラピュタが
ムスカの手に落ちたかと思われたその瞬間、シータは幼い頃に母から教えてもらった滅びの呪文「
バルス」をパズーとともに唱える。すると途端に、ラピュタは崩れ始め、飛行石とともに空高く上がって
行く。シータとパズーはぎりぎりのところで脱出し、ドーラたちと喜び合う。これでラピュタの復活による
世界征服はなり、シータは普通の女の子に戻れたのだ。 |
この映画は、宮崎監督の映画の中でも僕が最も好きな作品である。
機械文明の進歩が人々に幸運をもたらす一方で、大きな不幸ももたらすことを如実に表現した、いわば
現代文明に対する批判が描かれているのであろう。内容自体は架空のものであっても、何かリアルに
僕の心を打つものがある。文明の発達が当たり前に感じ、それがあたかも幸福であるかのように感じて、
日々生活をしている僕たちに対して、それがいかに危険をはらんでいるかを、この映画では語っているの
だ。いつかは僕たちもこの映画のように、機械文明の危険に直面する時が来るのであろう。というよりも
すでに小さいところでは起こっているように感じる。そのあたりのことを僕たちはこれから、真剣に
考えていかなくてはならないと思う。 |
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ザ・ファーム |
司法試験を優秀な成績で突破したある青年(トム・クルーズ)が、法律事務所に入社したのだが、実はその事務所は水増し請求という不正を犯していた。そのことをFBIから聞かされた青年は、半信半疑になるが、自分の私生活に異変が起こることから、ようやく気づきその秘密を暴こうとするが、逆に命が狙われることになってしまう。しかし最終的に妻の協力などから秘密を暴露し、安定した生活を取り戻すのである。
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この映画は、はっきり言って難しいものだった。今いったい何が起こっているのか分からず、どんどん話が展開してしまい、いつの間にか終わっていたという感じだった。だから感想などというものが、出てこない。もう一度観てみようと思っている。
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コン・エアー |
軍事訓練を受けたキャメロン・ポー(ニコラス・ケイジ)は、久しぶりの妻との再会の日に、酔っぱらい
と喧嘩になり、相手を殺してしまう。そして刑期を過ごしたポーは、仮釈になり妻のと娘のもとへ行くこと
になるのだが、その移動手段が極悪囚人の輸送に使う飛行機であった。もちろんそこで何も起こらないはずは
なく、その飛行機は囚人たちによってハイジャックされてしまう。それにポーは巻き込まれ、それと戦うという
アクションと感動の映画。 |
この映画のアクションシーンは特に迫力がある。ひ弱そうな顔をしている
ニコラス・ケイジがやたら強いところは面白い。その中でも一番の見所は、やはりラストであろう。大都市
のど真ん中に、半墜落的に着陸していく飛行機シーンはすごいものがある。これは観て損のない映画であろう。
PS ポー(ニコラス・ケイジ)の妻の役をした女優は誰だか分からないけれど、とってもかわいい。僕の
タイプの女性だった。 |
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グッド ウィル ハンティング |
一人の学生(ウィル)は、何万人に一人の天才である。しかし、彼には性格的な問題があり、さらに
孤児である。それを改善するために、さまざまなカウンセラーを受けるのだが、全て失敗。そして最後に
一人の医者と出会いカウンセリングを受ける。ウィルはいつも自分について語ることを嫌っていたが、この
医者に対しては徐々に心を開き、自分の心の痛みを理解してもらうのである。そして最終的にウィルは、
自分にとってベストな進路を捜し出すのである。 |
この映画を観て思ったことは、たとえ天性の才能があったとしても、必ずしも
それを自分の武器として生きる必要はないということだ。逆に言うと、自分に何の才能もないとしても、
十分に努力で生きてゆけるということだろう。主人公ウィルにように、生まれながらの才能を持った人間は
ほとんどいないはずで、みな卒業後の進路に悩み苦しむのである。ちょうど今の僕の年代に等しい設定で
あったので、たいへん共感した。 |
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耳をすませば |
一人の少女が借りた本のほとんどの図書カードに書かれた少年の名前。そしてその少年との偶然の
出会いから始まる恋。少女は自分とは対照的に自分の夢に向かって歩み続ける少年に刺激され、一つの
物語を書き、その荒削りな作品の中から自分の道を見出さす、まさに中学生の恋と夢とを描き上げた映画。 |
僕は宮崎監督の作る作品がとても好きで、去年は「もののけ姫」を観に
行った。彼の作品は必ず何か主題になるものがあって、僕たちに訴えかけてくる。この作品も同様で、僕は
特に中学・高校生に観てもらいたいと思った。僕はバイトがら、中学・高校生とふれあう機会があり思った
のだが、最近の中学・高校生はあまりにも夢がないように思う。まわりの人間の様子を伺いながら、無難
な道へ進もうとする。それはあまりにつまらないことではないだろうか。人の性格が十人十色ならば、
また人生もいろいろであって良いと思う。それが学歴社会という画一的な人間を求める社会現象に埋没し、
そこから出ようとしない。確かにそこから出ることは、相当にしんどいことかもしれない。そのような
セルフがこの作品の中にもあったが、これからはもっと個性を重要視する社会が必ずやって来る。そのためにも
やはり自分だけの夢を持ってもらいたい。もちろん僕自身も今ある夢からさらなる夢を持ちたいと思っている。
それがどんなきっかけで生まれる夢あってもかまfont> |
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タイタニック |
世界最大の豪華客船、タイタニックの中で、高貴な女性と貧乏な
一人の男性が出会い、恋の落ちて行く。そしてついにタイタニックの沈没がやって来る。その悲劇の舞台において男性は、
愛する女性を助けるために自ら死への道を選ぶ。そして女性は助けられ、物語は終わるのである。 |
この映画は、タイタニック号の沈没での生存者の一人である人が、回想する
形で始まり、舞台はタイタニック号の中だけと限定されながらも全く飽きのこない映画であった。貴族階級
に対して反感を持っていた女性が、一人の男性と恋に落ちるラブストーリーもいいが、一人の人間が、生死
の境にたった時、迷わず愛する女性を助けるということが、僕にはできるだろうかと考えてしまう。映画だから
と言ってしまえばそれまでだが、この映画はリアリティーさという部分でも抜群であった。Kさん(ゲストブック
参照)と一緒に観に行ったのだが、思わず「ハンカチ貸してくれ」と言ってしまう程だった。 |
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