20.「’02/04」バリ島(リッツ・カールトン)

実に1年振りの海外旅行は、休める日数と予算の検討の結果バリ島、しかも2度目の「リッツ・カールトン」になりました。(同じホテルに泊まるのは、何と!初めてでした)

やはり2年前の印象が素晴らしかった事が決め手になりました。旅行会社は初めての「バリ・アート」でしたが、バリ島に詳しいし、対応もとても良く、お勧めします。飛行機の座席もかなりの数を押さえているらしいです。

航空会社は安心という事で、少し割高ですが「JAL」にしました、こちらも正解でした。
今年の4月からバリ島へは直行便になったので片道6時間30分の乗り換え無しと、かなり楽になりました。(ガルーダも、もうすぐ直行になるらしいですね)。また、座席に個人用のディスプレイがあって、好きな映画を見たり、ゲームをする事ができます。私は以前から見たかった話題の映画を、眠い目をこすりながら2本も頑張って見てしまいました。
また帰りの便ですが研修を兼ねているのか、スチュワーデスさんが少し年輩の方と若い方が半々ぐらいでしたが、少し年輩の方たちが余裕で仕事をしていて、笑顔も自然でカッコ良かったです。ただ16時30分成田発の行きの機内食が、出発して二時間程してからの一回のみだったので、結構お腹が減り、バリ島のホテルに到着してすぐ食事に行きました。
改善して欲しいですね。

また日本の出入国カードが2001年7月から廃止になっているのも知らなかったです。出国の時の手間が少し楽になりましたね。

さて、「リッツ・カールトン」です。
オープンして今年の2月で5年目という事で、建物自体も部屋もすごく綺麗です。

   
    洗面所           シャワーブース

敷地内のレストランやバーには(「キシックバー」以外)それぞれ個性的なバンドの生演奏が入り、音楽が溢れていてリラックスするし、優雅な気持になります。(それに比べて日本のホテルでは予算削減とやらで、どんどん生演奏が無くなってますね、哀しい!寂しい!)木々や花も沢山ありますが虫は少ないです。滞在中にも虫を減らす為に薬をまくというお知らせがありました。でも、薬をまくという時間帯にレストランにいましたが、臭いとかは全然無かったです。


庭園の中のデン

スタッフも相変わらず良く教育されているようで、感じが良いです。
到着して最初に案内された部屋がダブルの部屋だったんですが「えっ!ダブルかー」と、がっかりしていると(お兄ちゃんの寝相がちょいとね)、色々と連絡してくれてツインの部屋に変えてくれたり。
また、「サミサミ」で食事をした後「パディ」の前を通るとインドネシアのトラディショナルな音楽を演奏するバンドがいて、とても面白かったので立ったまま聞いていると、受付の女性スタッフが「そんなに音楽がお好きならこちらへどうぞ」と、一番良い席に何も注文も取らずに座らせてくれたり。感謝!感謝!


「パディ」前の池(鯉が沢山)

食事はどこで何を食べても、とてもとても美味しいです。
ただ全体的に値段が高くて、「サミサミ」でワイン付きで夕食を食べた時も日本のホテル並の金額になってしまいました。


幻想的な夕陽をバックに

また、「キシックバー」でも夕食を食べました。雰囲気も味も素晴らしいんですが階段がかなりあって(80段以上あるんじゃないでしょうか)、下りの行きは大丈夫なんですが、お腹一杯食べて飲んだ後の上りの帰りは、途中で2度ほど休憩したほどきつかったです。(運動不足?)


「キシックバー」の入り口にて

そう言えば、「クブ・ビーチ」というカートで送迎してくれるホテル専用の美しいビーチがあるんですが、階段が184段も(186段かな?)あるらしくて行くのを諦めました。


池に囲まれた「パディ」にて

私達は朝食付きのツアーだったんですが、相変わらず11時過ぎまでノンビリ食べて居る人もいます。その場で注文を聞いて作ってくれるパンケーキやワッフル、オムレツは相変わらず人気がありました。フルーツもとても美味しくて、特にマンゴスチンとパッションフルーツは、カミさんがあまりにもバクバク食べたので、バイキングのマンゴスチンが無くなってしまいました。皆さん、どうも済みません。カミさんがこのホテルを選んだのは、実はこの朝食を食べたいが為なんです。また、日本人向けに白いご飯や梅干し、のり、漬け物、みそ汁もありました。

滞在中は、大体午前9時頃起きて朝食を11時頃までノンビリ食べ、その後プールで午後3時頃までグータラする、という生活でした。日差しはさすがに強く日焼け止めを塗っていても、かなり黒くなってしまいます。

 
  竜?の口から噴水 

                 
               お腹!こわしそう

  
プールサイドでココナッツ

プールサイドで飲むヤングココナッツ(グリーンココナッツ)は安くて量も多くてお勧めです。ライムとガムシロップを入れて飲むんですが、最後にスプーンで中の白いココナッツをこそいで食べます。


どこまでプール?

生まれて初めてマッサージをやってもらいに「エステ」とやらに行きました。色々なコースがあったんですが、お肌をきれいにするよりも疲れを取る方を選びました。
「クタ」や空港のそばに、安くて無料送迎もある店もあったんですが、行き帰りの時間がもったいないし、ちゃんとしているかちょっと心配で、とりあえずホテルの「エステ」にしました。
予約した15分前に「エステ」のロビーに行くとロッカーのキーを渡されて、中のマッサージ用の衣装に着替えてここに戻って来いとの事。ロッカーを開けると、中には客室のと同じバスローブと使い捨ての紙の黒いパンツが!ちょっと、怪しげ!
で、ロビーに戻りしばらく待つと、若いインド風の女性が現れる。彼女に導かれて派手な模様の扉の個室へ。ますます、怪しげ!
体を覆う布はあるものの、パンツ一丁でベッドの上に横になれと言われ、体中にオイルを塗られる。BGMにインド風の音楽が流れ、やっぱり、怪しげ!
で、何をするかと言えばやはり単なるマッサージで、結局、怪しげなまま終了。
フーッ、緊張した!
エステの予定表は主に日本人観光客で、ほぼ一杯でした。


「サミサミ」でセッション

ついに「ケチャック・ダンス」を見ました。最終日に早めに(午後5時30分)チェックアウトし、車で30分程で小さな村の会場に着きました。ラーマヤーナ物語をもとに作られたダンスで、動きもかなりあるんですが、とにかく46人の「ケチャ」の声(唄かなー?)には圧倒されました。(ちなみにこの「ケチャ」合唱団は主人公のラーマを助ける猿の軍団の役のようです。)楽器は一切使わず「チャッ!」という声の組み合わせだけなのに、実に一体感があり、複雑で抑揚もあり、テンポまで自由に揺らせるのです。いきなり空白があったり、ささやくようになったり、とにかく凄いです。とりあえず基本のリズムを出す人がいて、それに2重3重にリズムが組み合わさってきて、大きなうねりを作ります。これは「ガムラン」や「ジェゴク」と一緒ですね。
もし機会があったら是非実際にうねりを感じてみて下さい。感動しますよ。

一度だけ「クタ」に行ってきました。前回の事があるので(Travelページの17.「’00/05」バリ島 リッツ・カールトン編参照、両替は「マタハリ・デパート」内の両替店でし、洋服を買うときも計算機で確認しながらの買い物でした。相変わらず、お金をちょろまかす両替屋や、精算の時ペラペラ話しかけて客の注意をそらし金額を上乗せして請求する店もあるようです。皆さん、気を付けて下さい。

また、ホテルから「クタ」に向かうのに使ったタクシーの運転手が、勝手に自分の知り合いの店に連れて行こうとしました。強い口調で「時間がないから、まっすぐ「クタ」に向かってくれ」と言うとシブシブ通過しましたが、女性だけだとちょっと怖いですね。
そう言えば、「バリアート」の現地ガイドさんはバリ島生まれのバリ島育ちという事ですが、最近は色々な所からバリ島に危ない人が流れて来ていて怖いので、彼らでも夜11時以降の「クタ」には絶対行かないと言ってました。

最後に食事のお勧め店を。バリ島に行かれた方にはおなじみの「プラザ・バリ」の中華料理屋さんと「デューティー・フリー・ショッパーズ」2階のインドネシア料理屋さんは、値段も安くてとても美味しいです。


キラキラと輝く海

P.S1「ザウルス」
最近買ったザウルス「MI-C1」を持っていきました。これ一台で、本は読めるし、ゲームは出来るし、日記は書けるし、目覚まし時計になるし、電卓にもなるしと大活躍でした。(内蔵の英和・和英辞書が内蔵語数や例文が少なくて実用的ではないのが残念ですが。)日本国内では携帯電話やモデム・カードを使ってインターネットやメールもやっています。まあ、便利な世の中になったものですね。

P.S 2 「成田空港」
国際線を将来は羽田空港に戻すという話を聞いた事があります。確かに便利になるなー、そうなったら良いなー、と思っていました。でも今回良く見てみたら、成田空港の広大な敷地の中には、ものすごい数の施設があります。これを全部移すのは莫大な手間と費用がかかりますから、国際線を羽田に戻すのはそう簡単ではないなと思いました。それに周辺にはホテルや駐車場なども沢山ありますから、なおさらですね。        

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